首都圏での開催は今年で20回目。今年は過去最多の45蔵元が揃って地酒を振る舞う「ふくしま美酒体験in渋谷」。いよいよ今週末開催!
3.11をきっかけに支援や応援のカタチにはいろいろな手段があることを知った。行動力には個人差があるし、直接的なものも間接的なものもあるが、たとえば、”日本酒を飲んで”応援するという方法を選んだ呑ん兵衛たちも多いはずだ。かくいう筆者もそのうちの一人。
東日本大震災の大打撃にも負けずに日本酒を造り続けている福島県の蔵元が選りすぐりの地酒を振る舞うイベント「ふくしま美酒体験in渋谷」。首都圏での開催は今年で20回目で、県をあげての日本酒イベントとしては貫禄の開催数だ。福島の酒を愛するファンの熱さをうかがい知ることができる。
酒蔵数でいうと、新潟、長野、兵庫に次いで福島は第4位。広大な福島県ならではの地域ごと、酒蔵ごとの個性豊かな地酒が楽しめる。今年は過去最多の45蔵元が参加するとあって、愛飲家たちの嬉しい悲鳴が聞こえてきそうだ。
1部は試飲会のみ。
2部は福島の郷土料理と地酒をとくと堪能。
イベントは2部構成。1部は試飲オンリー。あくまでもお酒のみを味わい、楽しむという潔さ。当日券もあるので、思いたったら単独参戦で利き酒に興じるというのもいい。
2部は立食ブッフェスタイル。やっぱりお酒には料理がなくっちゃね、料理と日本酒の相性って大事よねという人向き。「鰊の山椒漬け」「山うどの油炒め」などの福島の代表的な郷土料理のほか、ホテルならではのビッフェ料理を用意。蔵元さんの声を直接聞きながら、どんな料理と相性がいいのかなど話してみるのも楽しそうだ。逆に質問されるかもしれないが(笑)。
そして、福島のお酒のことはあまり知らないという方に。少しでも蔵元が身近に感じられるよう、酒造りやそれに伴う活動だけでなく、蔵周辺の四季折々の風景や珍しい行事など、見ていて(読んでいて)興味深く楽しい投稿が多いSNSを紹介しよう。