成城石井で買える名店監修のレトルトカレーシリーズが美味しすぎる!

名店カレーを一気に食べてみた

名店のカレーを一気喰いしてみることに
名店のカレーを一気喰いしてみることに

 いざ食べてみると、そのレベルの高さに愕然としました。プロが監修しているのだから当然といえば当然なのかもしれませんが、レトルトカレーがこんなに美味しく進化しているなんて! もう家でちまちまカレーを作っている場合じゃない! ということで、後日、残りの名店シリーズも全部購入。外出自粛中だったこともあり、自宅で、名店のカレーを一気喰いすると言う幸福な時間を過ごしてみることに。結果から言うと、実際にどれもめちゃくちゃ個性的でハイレベル。中でも個人的な好みでリピートした2品をご紹介したいと思います。

マレーシアの絶品チキンカレー

『馬来風光美食』の骨つきカレー「ルンダン」(600円・税別)
『馬来風光美食』の骨つきカレー「ルンダン」(600円・税別)

 最初に衝撃を受けたレトルトカレーは、荻窪にあるマレーシア料理の名店『馬来風光美食』の骨つきカレー「ルンダン」(600円・税別)です。マレーシアの美食の都として知られるイポー出身のシェフ・エレンさんが作る本格中華系マレーシア料理で大人気の店です。

家では出せないプロの味わいに感激必至
家では出せないプロの味わいに感激必至

「ルンダン」は、骨つきのチキンが丸ごと1本入っていて、これが柔らかくてトロトロ。さらにカレーにもその鶏肉の旨みが浸透しており、これまたトロトロ。ココナッツミルク、ココナッツロング、レモングラス、生姜、ニンニク、その他、ハーブやスパイスが溶け込んでいて、重厚感がありながら、とっても爽やかなカレーなんです。これを食べてしまったら、自分でカレーを作るなんて気はさらっさら消失しました。

 ただ唯一弱点をあげるとしたら、1人1個では足らないということ。美味しすぎて、必ずお代わりするので1人2個買いをお勧めします。ちょっぴり高くなるけど、それ以上の価値が必ずあります。

行列に並ばず食べられる吉祥寺の名店カレー

吉祥寺『piwang』の「黒胡麻担々キーマカレー」(597円・税別)
吉祥寺『piwang』の「黒胡麻担々キーマカレー」(597円・税別)

 続いてリピートしたのは、吉祥寺の名店『piwang』の「黒胡麻担々キーマカレー」(597円・税別)です。以前、筆者が行った時は、ハモニカ横町にあり、店名を記す看板もなく、オレンジ色のビニールシートで覆われた簡素な店でしたが、いつも行列ができていて、すぐにそれとわかる面白い店でした。

 ちなみに『piwang』の名物はチキンカレーなのですが、みんなが注文するのはそのチキンカレーと日替わりで作られる2種盛り。まるで定規で線を引いたかのように、ご飯がカレーを分断している状態です。ちなみに、筆者が訪れた時の2種盛りはこんな感じ。

ハモニカ横丁にあった時の『piwang』で食べた2種盛り。左が名物のチキンカレー
ハモニカ横丁にあった時の『piwang』で食べた2種盛り。左が名物のチキンカレー

 というわけで、『piwang』のレトルトカレーは、その日替わりカレーの中でもダントツ人気だった「花椒香る 黒胡麻担々キーマカレー」を再現したものだそうです。名前からして個性的。黒ごま、練りゴマを使った真っ黒なビジュアルも、媚びていない感じで最高です。

レトルトで手軽な分、お米はアジアで常食されている長粒米を使うなど、こだわってみるのもまた楽しいもの
レトルトで手軽な分、お米はアジアで常食されている長粒米を使うなど、こだわってみるのもまた楽しいもの

 一口食べると、まず花椒が鼻に抜けていき、ピリピリとした痺れる刺激が。黒胡麻の香りもコクも追随してきます。クミンやコリアンダーなどのスパイスカレーの香りもするのですが、甜麺醤や魚醤など味や香りが絡んできて、これがあとを引くんです。こちらも美味しすぎるので、2個買いがオススメ。ただ、同シリーズの『piwang』監修で「ど海老カレー」(599円・税別)という新商品も登場しているので、これも買って、家で2種がけを楽しむのも面白そうです。

 というわけで、この他のカレーも次々試してみたのですが、いずれも美味しくて楽しい。バスマティライスやタイ米などにターメリックやバターを足して炊いてみると、ほぼお店と同じような本格的な味を楽しめます。

 ちなみに、この名店監修カレーシリーズを販売しているのはどれも『合同会社36チャンパーズ・オブ・スパイス』という会社でした。ネットでお取り寄せもしているので、ぜひ試してみてください。

(撮影・文◎土原亜子)

●DATA

36チャンパー・オブ・スパイス オンラインストア

https://36cos.stores.jp