【検証】コンビニの「サラダチキンバー」はどれが一番優秀なのか? 大手3社の商品を食べ比べてみた!

味や食感で比較してみた!

まずは、各社のプレーンタイプのサラダチキン3本
まずは、各社のプレーンタイプのサラダチキン3本

 というわけで、機能性や価格でいえば、セブンの「糖質0gのサラダチキンバー プレーン」が優秀という結果になりましたが、サラダチキンはれっきとした食べ物。ならば、やっぱり味や食感が気になりますよね。実際、いくら機能的でも美味しくなければ食べ続けるのが嫌になってくるハズ。ということで、実際に食べ比べたのでレビューしていきます。

プレーンタイプで一番美味しいのは?

左から順に、ローソンの「国産サラダチキンスティックMTCオイル(チーズ)、ファミマの「たんぱく質12.2g サラダチキンスティック」、セブンの「糖質0gのサラダチキンバー プレーン」
左から順に、ローソンの「国産サラダチキンスティックMCTオイル入り(チーズ)、ファミマの「たんぱく質12.2g サラダチキンスティック」、セブンの「糖質0gのサラダチキンバー プレーン」

 最初はプレーン対決。ローソンの「国産サラダチキンスティックMCTオイル入り(チーズ)」(171円)と、ファミマの「たんぱく質12.2g サラダチキンスティック」(158円)、セブンの「糖質0gのサラダチキンバー プレーン」(138円)の比較です。ちなみにセブンだけ“バー”という名前がついている通り、形もチョコバーのような長方形です。

 まず、食感から。どれも鶏ムネ肉を整形して加工してあるので、びちゃびちゃした水分はなく、触った感じは魚肉ソーセージのようにしっとりしています。ただ、噛んでみると、ローソンは3つの中ではやや硬め。しかもチーズが入っているので、そのゴロゴロ食感が際立っています。逆に一番やわらかいのはセブン。そしてファミマのは中間くらいです。ただ、ファミマは肉質自体にランダムにザラザラした部分があるのに対し、セブンのはそれがなくて、非常になめらかです。

左から、ローソン、ファミマ、セブンのそれぞれのサラダチキンスティックをカットしてみたところ
左から、ローソン、ファミマ、セブンのそれぞれのサラダチキンスティックをカットしてみたところ

 味については、一番旨味を感じたのは、ローソンです。これはチーズが入っているから当然といえば当然なんですが、その代わり、塩味がやや強め。そして、セブンとファミマの味には大きな差はなく、シンプルながら鶏肉の旨味がしっかり感じられます。

 というわけで、個人的に一番食べやすいタイプは、セブンの「糖質0gのサラダチキンバープレーン」(138円)に。つまり機能性の高さ&価格に加え、味も言うことなし。優勝です。

クセのあるスモーク味はどれが一番優秀か?

左から、ローソンの「サラダチキンスティック スモーク」、ファミマの「たんぱく質10.6gサラダチキンスティック スモーク」、セブンの「糖質0gサラダチキンバー スモーク」
左から、ローソンの「サラダチキンスティック スモーク」、ファミマの「たんぱく質10.6gサラダチキンスティック スモーク」、セブンの「糖質0gサラダチキンバー スモーク」

 続いて、スモークタイプの対決です。ローソンの「サラダチキンスティック スモーク」(160円)、ファミマの「たんぱく質10.6gサラダチキンスティック スモーク」(158円)、セブンの「糖質0gサラダチキンバー スモーク」(140円)を比較します。

同じスモークタイプでも色や食感、香りが全然違います
同じスモークタイプでも色や食感、香りが全然違います

 まずは食感から。スモークタイプは表面(皮)と中身でそれぞれ食感が違います。もっとも皮が硬いのがセブンです。ナイフを入れようとしてもツルンと逃げて切りにくく、まるでピッチリとフィルムを張ったような感じです。逆に一番ソフトなのがファミマ。水分が多めでやわらかい食感。ローソンの皮はセブンとファミマの中間くらいで、ソーセージのようにプリッとした噛みごたえがあります。

 続いて中身の肉の食感です。ローソンの肉はギュッと詰まった感じで硬め。一方、ファミマは柔らかくみずみずしい。つまりファミマは皮も肉もジューシーなタイプですね。そしてセブンですが、肉の食感は中間くらいなのですが、硬い皮がモゴモゴしており、非常に違和感があります。つまり、外も中も柔らかでみずみずしく、食べやすいのはファミマの「たんぱく質10.6gサラダチキンスティック スモーク」(158円)に決定です。

カットしたところ。左からローソンの「サラダチキンスティック スモーク」、ファミマの「たんぱく質10.6gサラダチキンスティック スモーク」、セブンの「糖質0gサラダチキンバー スモーク」
カットしたところ。左からローソンの「サラダチキンスティック スモーク」、ファミマの「たんぱく質10.6gサラダチキンスティック スモーク」、セブンの「糖質0gサラダチキンバー スモーク」

 続いて、味の比較です。どれも香りはスモーキーですが、最も薫香が強いのがファミマ。スパイスや調味料のバランスが良いです。一方、コショウの味を強く感じるのがセブン。後味にもコショウ感がザラリと残ります。そしてローソンは、スパイスよりも塩味を強く感じます。

 スモークタイプは、プレーンタイプより全体的に味が濃いですね。この3つの中では、一番マイルドで美味しく食べやすかったのはファミマの「たんぱく質10.6gサラダチキンスティック スモーク」でした。というわけで、食感&味ともに優秀だったのはファミマに決定!

検証結果

20種類ほどもあるローソンのものを全制覇してみたくなりました(食楽web)
20種類ほどもあるローソンのものを全制覇してみたくなりました(食楽web)

 まとめです。プレーンタイプは、機能性や価格、味ともに死角なしのセブンイレブンの「糖質0gサラダチキンバー プレーン」(138円)。また、スモーク味が好きな人は、ファミマの「たんぱく質10.6gサラダチキンスティック スモーク」(158円)がオススメです。ただし、毎日違うフレーバーを楽しみたいというガチ勢は、ローソンでいろいろ買って、好みのものを見つけるのが良いと思います。

(撮影・文◎土原亜子)