日本最古のビヤホール『銀座ライオン』で頼むべき絶品おつまみとは?

【実食調査】日本最古のビヤホール『銀座ライオン』で頼むべき絶品おつまみとは?
『銀座ライオン』で楽しめるおつまみメニューたち | 食楽web

●調査内容:日本最古のビヤホール『銀座ライオン』でおつまみを調査。ビールと相性抜群のおつまみを調べてみる

「今日は絶対に美味しいビールが飲みたい!」……そんなときに行きたくなるビヤホールですが、現存する日本最古のお店が『ビヤホールライオン 銀座七丁目店(以下、『銀座ライオン』)』です。

 1934年、大日本麦酒の本社として竣工されたビルの1階に開店したビヤホールで、以来、戦時中の空襲も免れ、終戦後、進駐軍専用のお店として接収されました。1952年に接収が解除され、再び一般の客も利用できるようになった歴史あるビヤホールです。言うに及ばず、現存する日本最古のビヤホールであり、そのビルは今年、登録有形文化財(建造物)にも指定されました。ビール好き、お酒好きなら必ず一度は行きたいビヤホールです。

 日本におけるビール文化の一端を担い続ける、そのビールの味わいは、他とは比べられないものですが、実はここ『銀座ライオン』はそれだけなく、おつまみも歴史深い絶品揃いとのこと。今回は、最高のビールとペアリングするに相応しい、この『銀座ライオン』のおつまみにフォーカス。実際にその味を確認しつつ、『銀座ライオン』広報担当・横田友佳さんにその秘密についても聞いてみました。

日本のビヤホールの歴史と、日本最古の店『銀座ライオン』とは!?

歴史を感じさせる店内にいると、まるでタイムスリップしたような錯覚に!
歴史を感じさせる店内にいると、まるでタイムスリップしたような錯覚に!

 冒頭でも少し触れた日本におけるビヤホール文化ですが、もう少し詳しく『銀座ライオン』横田さんに聞いてみました。

「1899年8月4日に日本初のビヤホール『恵比壽ビヤホール』ができました。わずか35坪ほどの広さの店舗でしたが、工場直送の出来立て生ビールの味わいが評判を呼び、1日1000リットルが売れる日もあったそうです。こういった歴史から、今日では当社の創業日である8月4日を『ビヤホールの日』と制定し、例年生ビール半額イベントなどを行っています」。

開店当時の様子。店内正面の圧巻の大型ガラスモザイク壁画は、80年以上に渡りお店を見守ってきたとのこと(食楽web)
開店当時の様子。店内正面の圧巻の大型ガラスモザイク壁画は、80年以上に渡りお店を見守ってきたとのこと(食楽web)

「『銀座ライオン(『ビヤホールライオン 銀座七丁目店』)』は、1934年に建てられたものですが、戦時中多くのビヤホールが空襲を受けるなどし、閉店を余儀なくされていったなか、こういった影響を免れ、現在まで残るビヤホールとしては日本最古の店となります。こういった背景などから2022年2月には登録有形文化財(建造物)に登録されました。『後世まで残る日本を代表するビヤホールに』と想いを込めて作られた空間ですので、今もたくさんの方にご愛顧いただけて大変嬉しく思っております」(『銀座ライオン』横田さん)