お屠蘇にお雑煮、おせちまで。知らないと恥ずかしい「正月の常識」クイズ

「お屠蘇」の正しい飲み方は?

 ややこしや~、と誰もが心のうちで思っていそうな正月のお屠蘇のマナー。親やおばあちゃんに促されてなんとなくやってきたはいいものの、深く意味を考えずに大人になった人も多いハズ。では次の3つのうち、正しいのはどれ?

1:お屠蘇は本来、日本酒だけでなく漢方を入れるものである

2:元旦の朝、お屠蘇は大人だけで盃を廻し飲みする

3:お屠蘇は、家族の一番年長者→年少者の順で飲む

解説

 お屠蘇とは、新年の邪気を払い、長寿を願って元旦にいただく“薬酒”のこと。この薬酒は本来、日本酒とみりんに「屠蘇散」という漢方(10種類ほどの漢方素材を処方)を加えたものです。ちなみに屠蘇散は薬局等で買うことができます。

 お屠蘇の正しい飲み方は、元旦の朝、家族が揃ったら、おせち料理やお雑煮をいただく前に、年少者から年長者の順で一人ずつ飲み、新年の挨拶をするというのが正しい作法。順番の意味は、若い人の精気を年長者に伝え、無病息災、長寿を願うためです。

 なお、年少者~年長者の順で小盃を飲み、続いて中盃、大盃の3回繰り返すと言うのが正しい飲み方です。ちなみに未成年の子どもは口をつけるだけでOKです。

回答

1:○ 2:× 3:×