『喜多方ラーメン坂内』の焼豚はなぜ旨い? お店の人に聞いてみた!

「焼豚ラーメン」を改めて実食!

 ここまでで焼豚の秘密を聞いて、もう口の中があの焼豚の味になってしまった筆者。『坂内』まで「焼豚ラーメン」を食べに行きました! スープは、透き通ったあっさり系ですが、その奥底にはとんこつと野菜の調和、そして前述にも出たコク深い「坂内の醤油」が塩味を効かせており、これが旨いです。

(左)あっさりしていながらも、忘れられなくなる味のスープ。(右)コシがあるちぢれ麺
(左)あっさりしていながらも、忘れられなくなる味のスープ。(右)コシがあるちぢれ麺

 さらにこの絶品スープを持ち上げてくれる、コシがあり小麦感も強く感じるちぢれ麺も最高です。そして、肝心の焼豚は、これら絶品スープとちぢれ麺と実にうまく調和し、ラーメン全体の味わいを引き上げ、強い食べ応えを満たしてくれます。

(左)スープ、ちぢれ麺にドンズバの焼豚。(右)焼豚とネギの親和性も再確認!
(左)スープ、ちぢれ麺にドンズバの焼豚。(右)焼豚とネギの親和性も再確認!

 もちろんネギとの親和性も良く、パンチある焼豚の旨みをネギが押し上げてくれる印象。まさに「このどれかを、取ってしまっては成り立たないラーメン」です。改めて食べても「やっぱり旨い!」の一言。クセになる味わいだと、改めて実感しました。

伝統の味を守りつつ常に進化を重ねる『坂内』

「より美味しいものを」という思いで、マイナーチェンジと進化を続けているそうです
「より美味しいものを」という思いで、マイナーチェンジと進化を続けているそうです

『坂内』は、福島県喜多方市にある『坂内食堂』の、のれん分け的ブランド。各地に店舗展開をする一方、今も調理にはマイナーチェンジを重ね進化し続けていると言います。

「『より美味しいものを』と常に考え運営しています。材料、作り方、管理の仕方を進化させ、当初から愛されてきた味を守り続け、『食を通じた気持ちの温もり』を伝えることで世界中の人々を笑顔にしていきたいと思っています。今後も多くのお客さまのご来店を心よりお待ちしております」(担当者)

●まとめ

 ストイックな調理によって完成される『坂内』の焼豚とラーメン。本記事を参考にぜひ改めて食べに行ってみてください。これまでの『坂内』の美味しさから、さらに旨く感じられるかもしれませんよ!

(取材・文◎松田義人(deco))

●DATA

喜多方ラーメン坂内

https://ban-nai.com/