【検証】すべて150円以下。セブンとファミマのオリジナルカップ麺はどっちが美味しいのか?

ROUND3. 担々麺対決!

左がセブン「スープが決め手 担々麺」、右がファミマ「濃厚旨辛 坦々麺」。
左がセブン「スープが決め手 担々麺」、右がファミマ「濃厚旨辛 坦々麺」。

 最後は「担々麺」対決です。こちらもスペックから。

・セブン「スープが決め手 担々麺」149円・90g・387kcal
・ファミマ「濃厚旨辛 担々麺」150円・83g・384kcal

 熱湯を注いで3分後の状態がこちら。

セブンの担々麺(左)は、後入れの液体スープが入っており、それを最後にかけます。ファミマ(右)は、後入れの調味油が容器の上に付属しており、同じくこれを最後にかけます。
セブンの担々麺(左)は、後入れの液体スープが入っており、それを最後にかけます。ファミマ(右)は、後入れの調味油が容器の上に付属しており、同じくこれを最後にかけます。

 具材の量はさほど変わりませんが、右のファミマの「担々麺」の肉は大きめでいかにも美味しそうです。

 スープの味も全然違います。セブンの「担々麺」は、後入れの液体スープに練りごまが含まれているので、スープ全体が白濁します。そしてその濃厚な練りごまの甘みとまろやかさが強く、日本人好みにアレンジした担々麺といった印象。辛さは弱いですが、縮れ麺にスープがよく絡み、バランスは良い感じです。

 一方、ファミマの担々麺は、どちらかといえばすっきり系のスープ。唐辛子の辛さと山椒のシビれ感が強めで、ゴマの風味もちゃんとありますが、練りごまの感じではありません。このすっきり系の担々麺に、中太のストレート麺がよく合います。ファミマのは本場・四川の担々麺といった本格派なイメージです。

セブンの担々麺は、練りごまのまろやかさが特徴。ファミマの担々麺は、唐辛子と山椒の強さが特徴。
セブンの担々麺は、練りごまのまろやかさが特徴。ファミマの担々麺は、唐辛子と山椒の強さが特徴。

 この2つの担々麺も好みが分かれるところですが、3vs2でファミマのすっきり系「担々麺」のほうに軍配が上がりました。

まとめ

(食楽web)
(食楽web)

 食べ比べてわかったことは以下のとおりです。

・セブン:
日清の「カップヌードル」や「シーフードヌードル」に何とか寄せようと努力した結果、なんか物足りないと思ってしまう味わい

・ファミマ:
町中華や長崎ちゃんぽん、本場四川の担々麺などを目指し、独自の方向性で開発した。そんな努力が感じられるカップ麺

 というわけで、今回は3つともファミマに軍配が上がりましたが、当然、好みもあると思いますし、こうして食べ比べなければ、筆者はセブンのカップ麺も美味しい! と思って食べ続けていたと思います。みなさんもぜひ好みのオリジナルカップ麺を探してみてください。安くて美味しいですよ。ちなみに、筆者の推しはファミマの「海鮮ちゃんぽん」。これがダントツでオススメです!

(撮影・文◎土原亜子)