神戸で昭和の時代から愛される人気店『金時食堂』で「絶品ハモフライ」を食べてきた!

ハモが豪快かつリーズナブルな「ハモフライ定食」を実食!

「ハモフライ定食」860円
「ハモフライ定食」860円

 しばらくして運ばれてきたのがこちら。ハモを贅沢に使ったメニューに小鉢なども付いて、860円という価格はかなりリーズナブル。

 タルタルを少しつけていただきます。カリッ、サクッとした衣の中にはフワッと肉厚のハモ。あっさりとした白身の身質ではありますが、旨味がギュッと詰まっていてメチャクチャ美味しい。

 一般的には湯引きして梅肉を付けてサッパリお上品に食べることの多いハモですが、地元では食べ慣れているせいか、ハモフライとして豪快に調理されています。

 普段なかなか食べられないメニューですが、「こういう地元でのリアルな食べ方、最高!」と実感させられる逸品でした。

 ほかにも小鉢の煮物なども食べつつ860円というリーズナブルな価格とクオリティに大満足。ですが、周りの方々の流儀に乗っかってお酒も飲みたいと思います。

定食屋でちょっと1杯、という大人の時間も堪能できる

『金時食堂』のランチは定食がお得でオススメなのですが、カウンターに並んだおかずを選び、単品で注文して食べることも可能。

すじこん400円+刺身750円+瓶ビール600円
すじこん400円+刺身750円+瓶ビール600円

 今回の昼飲みにはお刺身と、神戸の名物・ぼっかけを選んで1杯いきたいと思います。普段は生ビール派な筆者ですが、こういうお店ではなんとなく瓶の方が風情に合うと判断して瓶ビールを注文。

 お刺身は鯛とカンパチの盛り合わせ。関西の魚の王様である鯛は、ハモと同じく淡路島近海が主な漁場ということで鮮度は抜群! コリコリとした食感は海が近くないと食べられない美味しさ。

 カンパチも新鮮かつ厚切りで贅沢な盛り合わせ。さらに鯛をよく知る人の一工夫として、鯛の皮の湯引きもお刺身に添えられています。プルンとした食感がプラスされて地産地消の醍醐味が堪能できる一品となっています。

 もう一つは神戸の名物「ぼっかけ」。いわゆる牛スジ肉とコンニャクの味噌煮込であるすじコンで、こちらも居酒屋の定番メニューですね。

 甘辛い味噌でトロトロに煮込まれ、プルンとした食感の牛すじは、旨味の爆弾状態で一口食べると幸せな旨味が口の中に広がります。

 それらを食べつつ、ビールでサッパリと洗い流すのは最高の幸せ。大人である喜びをしみじみと実感できます。

まとめ

「ザ・昭和の大衆食堂」という感じの『金時食堂』は店員さんもチャキチャキと威勢が良くて優しく、ガヤガヤとした店内のムードが不思議と落ち着きます。穴場的ではありますが、神戸を訪れた際のランチや昼飲みなどにイチオシのお店でした。

(撮影・文◎けいたろう)

●SHOP INFO

金時食堂(きんときしょくどう)

住:兵庫県神戸市中央区元町通1-7-2
TEL:078-331-1037
営:月~金10:30~21:00(L.O.20:30)、土曜10:30~20:00(L.O.19:30)、日曜10:30~19:00(L.O.18:30)
休:祝日

●著者プロフィール

けいたろう
旅するグルメライター。大阪と京都をむすぶ京阪電車の沿線在住で、複数の旅行情報サイトにて旅とグルメのガイド記事を執筆。気になるグルメ情報があるとB級グルメも高級店も穴場のお店も有名行列店でも、とにかく幅広く取材!食楽webでは関西グルメ情報を中心に紹介しています。