大阪王将の全国3店舗でしか味わえない幻のメニュー「豚みそにんにく焼き丼」を食べてきた

大阪王将の全国3店舗でしか味わえない幻のメニュー「豚みそにんにく焼き丼」を食べてきた
食楽web

●大阪王将の3店舗限定メニューを調査。国宝級お宝めし「豚みそにんにく焼き丼」を食べに行ってきた

 美味しくてリーズナブルな町中華メニューを求めて連日多くの人が足を運んでいる人気中華チェーン『大阪王将』では、西五反田店、大井町店(ともに東京)、高井田店(大阪府東大阪市)の3店舗限定で人気シリーズ「国宝級お宝めし」の新作メニュー「豚みそにんにく焼き丼」を期間限定にて提供しています。

見ただけでも旨そうな店内メニュー
見ただけでも旨そうな店内メニュー

 東京都北区の赤羽・十条・王子エリアで半世紀以上前から親しまれているというソウルフード「からし焼き」を『大阪王将』風にアレンジした今回のメニューは、ニンニクをたっぷりブレンドした中華味噌で炒めた豚バラ肉と豆腐をご飯の上にどんと載せ、短冊切りのきゅうりとネギをトッピングしたパワフルな一品。麻婆丼とはひと味もふた味も違う、刺激的でヤミツキ必至の味わいが特徴となっております。

 長らく東京に住んでいる筆者ですが、恥ずかしながらその存在すら知らなかったB級グルメ。気になるお味を確かめるべく、最寄りとなる西五反田店で実食してまいりました!

ピリ辛味噌にニンニクのパンチがクセになる!「豚みそにんにく焼き丼」

こちらが現物。スープ付きで790円(税込)※店舗により価格が異なる場合があります
こちらが現物。スープ付きで790円(税込)※店舗により価格が異なる場合があります

 味噌を纏った豆腐と豚バラ肉、トッピングの長ネギときゅうり(これが「からし焼き」のスタイル)、味噌の中にニンニクの存在をしっかり感じさせる香り。麻婆丼のようで明らかに麻婆丼ではなく、また炒め物を乗せてる感も薄い、他に例えるものが見当たらないルックスです。

豚バラ肉は小ぶりなサイズ。プリプリです
豚バラ肉は小ぶりなサイズ。プリプリです

 味噌味のチェックも兼ねて、豚バラ肉を早速ひと口。ピリッとした辛味の中に、味噌の甘味が前に出てくる感じです。味噌がたっぷり使われている割に濃さや味噌っ辛さが控え目で、味の加減はちょうどいい感じ。豚バラ肉は小ぶりなサイズですが、肉も脂身も柔らかで味噌味とマッチしています。そして、ニンニクが強い! 口の中の空間が味噌味と豚バラ肉の味わい、そしてぶわっと来るニンニクの風味で満たされます。この味わいはご飯がどんどん進んじゃうやつです。

豆腐は焼き目が入っていて、箸で持てる硬さに(食楽web)
豆腐は焼き目が入っていて、箸で持てる硬さに(食楽web)

 豆腐は焼き目が付いていて、水っ気がしっかり抜けてます。味噌味を薄めない、実にナイスな仕上がりです。そして侮れないのがトッピングのネギときゅうり。特にきゅうりは、豆腐とは対照的なシャキシャキの食感とたっぷりの水っ気、きゅうりな味わいが、味噌の旨みと甘味&辛味、ニンニクの風味に絶妙なワンクッションを加えてくれます。取り合わせ的にどうだろうと思ってましたが、やはりチョイスされるだけの理由がちゃんとあるんですねえ。

レンゲでまとめて食べるのがベスト。きゅうりが合います!
レンゲでまとめて食べるのがベスト。きゅうりが合います!

 レンゲにご飯と豚バラ肉、味噌ときゅうりをまとめてパクッ。豚バラ肉を豆腐に変えてまたパクッ。ニンニクの風味と甘さの後に来るピリ辛の味噌味が堪んねえ! お冷と醤油系のスープを合間に挟んで口の中をリセットしつつ、カツカツとかっ込んであっという間のフィニッシュ。ごちそうさま!

まとめ

 味の決め手となっている味噌ですが、ニンニクの風味がかなり強め。これだけ強いとなると、普通なら全体をニンニク味に染め上げてしまってもおかしくないですが、味噌の甘味と旨み、恐らくは豆板醤の辛味を損なわない絶妙な配分のおかげで、美味しい味噌味になっています。味噌とニンニクはどちらも主張が強いだけに、食べている最中は美味しさだけでなくバランスの取れ具合にも感心しきりでした。

 お店の方によると、提供期間内(9月12日まで)にオーダーがいっぱい出れば全国販売になるでしょうとのこと。提供している3店舗にほど近い五反田&大井町&東大阪の近隣にお住まいの皆さん、もちろんそれ以外の遠征組となる方も、東京・北区エリアのB級グルメに留めておくのが惜しくなるほどの美味しさを備えた「豚みそにんにく焼き丼」。ぜひお試しくださいませ!

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

豚みそにんにく焼き丼

期間:2023年8月22日(火)~9月12日(火)
販売:『大阪王将』西五反田店、大井町店、高井田店(3店舗限定)
https://www.osaka-ohsho.com/