旨い店はタクシー運転手に訊け!トッピングが超優秀な『カレーショップ田園』で、ハンバーグ2点盛り!

旨い店はタクシー運転手に訊け!トッピングが超優秀な『カレーショップ田園』で、ハンバーグ2点盛り!
食楽web

一部でプロ級の舌を持つと噂のタクシー運転手・荒川治さんに教えてもらう、「東京・B級グルメ案内」。今回は、荒川運転手が最近、ハマっている東京・板橋区・志村坂上の『カレーショップ田園』。さっそく道案内をお願いしよう。

 都営三田線・志村坂上駅から徒歩1分の商店街裏にある『カレーショップ田園』は、最近、私が足繁く通っているお店の1つです。

 なぜハマっているかというと、B級グルメ好きとしての大事な要素「旨い、安い、盛りがいい」の3点が揃っていることに加え、さらに豊富なトッピングで“遊べる”からなんです。だから、私は毎回、行くたびにこの「田園カレー」に癒されて、今日もまた、遊びに行こうと思ってしまうのです。

 さて、基本のカレーはビーフカレーで580円。なんと5日と20日はビーフカレーが380円、そのほかのトッピングカレーが550円になるんですよ。トッピングは20種類ほどあり、組み合わせによって、何通りものカレーを楽しむことができます。

 そこで、私が最近楽しんだおすすめトッピングをご紹介しましょう。

 最初に行ったのは、3ヶ月ほど前の土曜日。13時くらいだったと思います。12席ほど店内には私を合わせて8名がいました。綺麗なお店で新しいのかなと思いきや、店内には20周年なんて飾りがあって、意外にも老舗クラス。

 初めてのお店は、独特のシステムなどあってわからないので、まずは定番の「カツカレー」(750円)をチョイスしました。さて、10分ほどして、着皿。

カツカレー750円が、土曜日のお得メニューで700円になっていた
カツカレー750円が、土曜日のお得メニューで700円になっていた

 見た目通り、サラッとしたカレーです。私は欧風のとろりとしたカレーも好きですが、トッピングを楽しむ場合は、このカレーソースのようなサラサラしたのが好きです。

 ここでみなさん、あの店を思い浮かべたのではないでしょうか? そう、トッピングカレーといえば、有名な“ココイチ”。あちらのカレーとどう違うのかという疑問をお持ちだと思います。

 ここはしっかりとお伝えしたいのですが、全然、違います。
『田園』のカレーは、セントラルキッチン的な味を一切感じることがなく、時間をかけて野菜と肉を煮込んだ手作り感あふれる旨みがあり、後味にくどさがない。トッピングも冷凍ものではなく1つ1つ丁寧に手作り。だから、「カレーを食べた」という重さがなくて、すっきりとした余韻が残るんです。

 さて、カツの大きさは普通ですが、厚みがあって柔らかく、よくありがちな油臭さがないので、まず、ソースなしで食べてもかなり美味しく仕上がっています。おそらくこちらも丁寧に仕込んで、パン粉をつけて1つ1つ揚げているのでしょう。このカツカレーが月2回、550円で楽しめるなんて、地元の人たちは本当に幸せですね。