チョベリグな旨さ!? マクドナルドの復刻メニュー“平成バーガー”3種全部食べてみた

「たまごダブル」

460円~(税込)※一部店舗及びデリバリーでは価格が異なります
460円~(税込)※一部店舗及びデリバリーでは価格が異なります

 まずは「たまごダブル」から。具材の構成はビーフパティ2枚に「エッグマフィン」でもお馴染みのぷるぷるたまご、しっかりと焼かれたベーコン1枚。ソースはペッパーとオニオンを効かせたスパイシーな味付けとのこと。見るからにボリューミーさが伝わってきます。

 その味は、ソースは酸味の効いたマヨ系で、黒胡椒の風味が肉肉しいパティとたまごにぴったりとマッチ。ベーコンの食感と旨み、塩味もしっかり感じられます。すっと抜けていく風味は黒胡椒だけでなく、ソースの隠し味に使われているマスタードにもあるのかな? いやもう、普通にウマいバーガーだなこれ! レギュラーメニューでも全然イケるんじゃないでしょうか。

「焙煎ごま えびフィレオ」

450円~(税込)
450円~(税込)

 続いては「焙煎ごま えびフィレオ」。ザクザクの衣を纏わせたえびカツにシャキシャキのレタスを合わせ、マヨベースの「焙煎ごまマヨソース」(上側)と黒ごま&白ごま、隠し味に生姜を使った「焙煎ごまソース」(下側)の2種類のソースがサンドされています。

 食べてみると、衣のサクサク感とレタスのシャキ食感に続いて、えびカツのぷりっとした食感とバンズの甘さ、塩味の効いたえびの身の味と、次々にうんめえなこれ情報が口の中に広がっていきます。2種類のソースはどちらも前に出すぎず、バーガー全体の甘味や旨みを底上げしている感じです。

 こちらは初登場の2006年当時に食べた記憶が何となく残っていましたが、こんなにウマかったっけ? というのが真っ正直な感想。公式によると当時から一部原材料が変更になっているとのこと。具体的にどの具材の何が変わったのかはわかりませんが、美味しかったからヨシとしましょうか(笑)。

「ジューシーチキン ブラックペッパー」

440円~(税込)
440円~(税込)

 最後は「ジューシーチキン ブラックペッパー」。ブラックペッパーをまぶしたチキンパティに、マヨソースとレタスを合わせたバーガーです。登場順的にはこのバーガーが最新となりますが、それでも13年前。食べたっけかなあ、いやそもそも食べていない気が…。ならば、今回が初めて食べる体でいただいちゃいましょう!

 衣は強めの醤油系テイストで、黒胡椒のスパイシーな風味の後にヒリリとした辛さが来ます。鶏モモ肉を使ったチキンパティは柔らかく、ジューシーさがしっかりと感じられるナイスな仕上げ。マヨソースのコク、バンズの甘味、レタスのシャキシャキ感と、多彩な美味しさを感じさせつつ、最後はスパイシーな辛さがバーガー全体のテイストをまとめあげるといったところ。この後引く味わいは、炭酸系のソフトドリンクよりもビールの方が合いそうです。

まとめ

筆者としては、一番は「焙煎ごま えびフィレオ」でした
筆者としては、一番は「焙煎ごま えびフィレオ」でした

 登場当時の平成時代に思いを馳せながら…な感じには至りませんでしたが、バーガー自体は3品いずれもチョベリグ。サンドされた具材はもちろん、マヨ系のソースが美味しさアップに大きく貢献していたように感じます。

 どれも甲乙つけがたい味わいでしたが、敢えてひとつを選ぶなら「焙煎ごま えびフィレオ」。えびカツのサクサク&プリプリ食感、バンズの甘さとえびの塩味、ソースの酸味が見事に調和して、あっという間に食べ切ってしまいました。こちらはぜひオーダーしてほしいところです。

 最後に余談を。今回の「平成バーガー」が発売されない広島県と山口県岩国市ですが、その理由はどうやら同じ期間内に両エリア限定で「ジューシーチキンフィレオ」「てりやきジューシーチキンフィレオ」「スパイシージューシーチキンフィレオ」の試験販売が行われているためのようです。両エリアを行き来できる地域に住まわれている方が大変うらやましい(笑)。この3品が全国の『マクドナルド』で提供される日が来ることを期待しましょう!

(撮影・文◎河西まさあき)

●DATA

平成バーガー大復活

期間:2023年5月31日(水)~6月下旬(予定)
販売:広島県、山口県岩国市及び、一部の店舗を除く全国の『マクドナルド』
https://www.mcdonalds.co.jp/