最強チャーハンはどれだ!? 王将、日高屋、バーミヤンなど有名中華チェーン8軒をガチ食べ比べ!

食べる度に味が変わる旨みとスパイシーさが癖になる一皿!
『バーミヤン』の「チャーハン」

598円(スープバー付き)
598円(スープバー付き)

 続いての実食は、中華系メニューをメインとした大人気ファミリーレストラン『バーミヤン』のチャーハン。お店では餃子や定食はよく食べていますが、「チャーハン」は食べた記憶があまりありません。どんな内容になっているのか、しっかりチェックしながら食べていきます! 具材は玉子、ネギ、チャーシュー……。そして、エビの身のような粒が入っています。まずは単独で食べて確認。プリッとした食感と旨みは、間違いなくカマボコ系の練り物で、味わいのアクセントになりそうです。

 それではご飯を他の具材とともにパクッ。おお、旨みが濃いタイプです。チャーハン自体の強い旨みと後から来るカマボコの旨み、胡椒のスパイシーさと塩味がさらに遅れてやって来ます。しっとり系のパラパラ食感に加え、目まぐるしく変化する味わい。メニューが豊富な『バーミヤン』だけに、チャーハンはあまりに定番すぎてオーダーの選択肢からは真っ先に外していましたが、これはとんだ誤りだったようですね…。ビックリするほど美味しかったです!

●具材
玉子、ネギ、チャーシュー、エビ風カマボコ

●味わい
強い旨味の後に胡椒のスパイシーさと塩味が来る

●特徴
エビ風カマボコが食感と旨味のアクセントに

●DATA

『バーミヤン』

https://www.skylark.co.jp/bamiyan/

油多めでパラパラ感が絶妙な王道チャーハン!
『餃子の王将』の「チャーハン」

550円
550円

 トリを飾るのは、言わずと知れた大人気中華チェーン『餃子の王将』の「チャーハン」です。お店に行った際は大体「餃子」とセットで食べている“慣れ親しんだ味”です。ご飯はしっとりパラパラ仕上げで、胡椒や塩味よりも旨みが前面に出てくるのが特徴。具材のチャーシューから出てくる肉の食感と旨み、刻みネギの食感がアクセントになり、単独でもパクパクいけちゃう味わいです。

 今回の実食で気が付いたんですが、他店のチャーハンに比べて油の量が明らかに多め。ご飯をしっかりコーティングしているので、パラパラでありながらモソモソした食感は全くなく、とにかく食べ進めやすい。クオリティの高さを改めて実感した一杯でありました。

●具材
玉子、ネギ、チャーシュー

●味わい
旨みが強く、飽きの来ない味

●特徴
油の量が多め。食後の皿に薄っすらと残るほど

●DATA

『餃子の王将』

https://www.ohsho.co.jp/

まとめ

 チャーハンの肝である“ご飯のパラパラ感”は、8店舗とも余裕でクリア。もはやパラパラであることが当たり前なんでしょうね。ただ、このパラパラ感はお店によってかなり違っていて、油多めのしっとり系と少なめの乾いた系に分けられます。また、味わいについても塩味と胡椒は基本的に控え目で、具材も玉子、ネギ、チャーシューの3品が全店舗での共通事項。ここに醤油系の味や何らかの旨みテイストが加わるかどうかで、味わいの特徴が出ている感じがしました。元々の構成がシンプルなだけに、ちょっとした違いでも大きな差になって表れるのかもしれません。奥が深い!

 最後は、筆者の心を震わせたオススメチャーハンをピックアップ。食べておいて間違いなく損なしと感じたのは『バーミヤン』と『れんげ食堂Toshu』、そして『幸楽苑』のチャーハン。これはもう、今まで食べてなくて本当にごめんなさいと、素直に頭を下げられるほどの美味しさでした。

 気軽にオーダーでき、美味くてボリュームもバッチリ(『幸楽苑』は半人前ですが…)の中華チェーン店の「チャーハン」。ぜひこの機会に、お店自慢の美味しい一杯を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(撮影・文◎河西まさあき)