原宿にできた回転スイーツカフェ『MAISON ABLE Cafe Ron Ron』に行ってきた！

「映える（バエル）」要素満載のキュートな店内

『MAISON ABLE Cafe Ron Ron』は、原宿の交差点から路地を入った、カフェやファッションブランドの路面店などが並ぶ場所に7月16日にオープン。猛暑日が続いていますが、早くも若い女の子たちの行列ができています。店内の利用は40分1,800円の時間制。ドリンクは店内入口にある棚から好きなドリンクをピックアップするシステムです。

　ドリンクは、ホットとアイスが選べ、それぞれオリジナルボトルに入っています。グラデーションになったオレンジジュースやフレーバーティーなど、クリアボトルのものでもスイーツに負けない彩りです。さらに、店内壁のロゴ前のスポットは、撮影の順番待ちが続出。「映える（バエル）」写真を撮りたい！　という若い女の子たちの心を見事にキャッチしています。

　それもそのはず。店舗をプロデュースしたのは、レストランやアパレルブランドのカフェなど約90店舗を運営する「TRANSIT GENERAL OFFICE」で、企画・運営も担当。「写真を撮ってSNSにアップしたい」という現代のニーズをしっかり押さえています。

回転寿司スタイルでも女子が撮りたくなるポイントが満載

　全長38メートルのレーンに乗って提供されるスイーツは、クレープやパンケーキ、マカロンコットンキャンディ、ゼリーにアイスクリームなどの可愛いスイーツが約25種類。その他にも、たまごサンドやミニバーガーなどの食事系メニューも約10種類が用意されています。

　やや小さめのサイズで提供されるスイーツは、甘さは控えめで、ケーキ生地もふんわりと軽めに作られています。なので、何個でも食べられてしまいますよ。食べ放題で40分と他の店舗に比べるとやや短めの設定に思いますが、意外にもこれが丁度いい。十分に楽しめます。

　店内を見ると、食べるだけでなく、写真を撮ることに夢中の女の子も多く見られました。「たくさん食べられるお得感」を提供する既存の食べ放題店舗とは違い、可愛い店舗で写真の撮影も含めて、食べることを楽しめる全く新しいお店になっています。

食べ終わってもフォトジェニック！　最後までおしゃれな演出に脱帽

　スイーツを乗せている色とりどりのパステルカラーのお皿にも一工夫が。食べ終わって気が付くのが、各お皿に書かれている「get it girl」などの異なるメッセージ。いずれも、女性を元気にするポジティブなメッセージが書かれています。種類も多いので、食べ終わってからも楽しめるのが嬉しいですね。

　ここまで徹底して女性向けのブランディングを行っているのには、ある理由が。こちらのカフェのオーナーは、実は不動産賃貸仲介サービスを展開する『エイブル』。2016年に立ち上げた、ひとり暮らしの女性を応援するプロジェクト「MAISON ABLE」の一環として、女性向けのテイストにとことんこだわり作られたのが、こちらのカフェなんです。女性らしさを細部に至るまでこだわっているのも納得です。

　食べ放題でありながら、“食べ”だけを売りにしない新しい業態ですが、エイブルの担当者によれば、今後好調であれば別の大都市への出店も検討したいとのこと。フォトジェニックで、面白い回転スイーツ食べ放題、ぜひ体験してみてください。

（取材・文◎北本祐子）