美容師に聞いた街の噂メシ! アスリートやモデルも通う絶品赤身ステーキの店『Mr.デンジャーステーキ』

箸で切れる柔らかい赤身のステーキ

 こちらの看板料理は「デンジャーステーキ」という赤身のステーキで、Tさんによれば、「赤身肉は、脂肪が少なく、高タンパク質。体を鍛えたり、絞ったりするアスリートにとっては欠かせないボディコントロールフード」だそうです。

「赤身肉はサーロインに比べると脂が少ないから硬くなりがちなんだけど、あそこの店の肉は全然違う。びっくりするほど柔らかく、旨みが濃いんだ」と言っていました。

 僕も食べに行ったら、確かに驚くほど柔らかくて旨い! 箸で切れるし、口に入れるとジュワッと簡単に噛み切れます。ハラミ好きな僕は、焼肉屋さんに行くより安くてたくさん食べられるので、最近は肉を食べたい時はデンジャーさんに行きます。

セットはライス、スープ(ポタージュorみそ汁or辛口デンャースープ)がつきます
セットはライス、スープ(ポタージュorみそ汁or辛口デンャースープ)がつきます

 お店の方に「なんでこんなに柔らかいんですか?」って聞いたことがあるんです。すると「健康な牛一頭からたった2kgしか取れない希少な赤身肉を使っていることと、あと大事なのは仕込みですね。脂と筋を丁寧に取った後、1つ1つジャガードで叩くのでお肉の繊維が切れて、食べやすくなるんですよ」ということでした。ただ、この仕込みはとても手間がかかるそうで、大盛り注文が次々入る日は、追いつかないこともあるんですって。

 そう、常連さんたちが注文する肉量はハンパないんです。通常メニューでは150gから450gまでですが、彼らは決まってそれ以上の量を食べます。そういう方々のための別メニューを用意していて、450g以上50g刻みで1kgまであるんです。価格表を見たら、グラム数が多いほどお得になるという気前の良いシステム。ちなみにこの別メニューを注文する人は男女問わず600〜700gをペロッと食べるそうです。

「仕込んだお肉がなくなりそうになると、別メニューは隠しちゃう」ってお店の人が言ってました(笑)
「仕込んだお肉がなくなりそうになると、別メニューは隠しちゃう」ってお店の人が言ってました(笑)