丁寧なスープが光る担々麺
カラシビを強烈に感じる汁なし
着丼するまでの間、先ほどの「担々麺」のスープについて、お店の方にお話を聞きました。
「ベースは、鶏ガラに数種類の魚介、昆布、香味野菜で炊いたスープで、これは神泉の“うさぎ”で人気の“醤らぁめん”と同じなんですよ」とのこと。
なるほど、どおりで旨みが深いわけです。また「担々麺」に使う辣油も、芝麻醤も素材にこだわった自家製とのこと。
そうこうするうちに着丼しました。麺を覆い隠すように大量のパクチーが載っています。 「よく混ぜて食べてください」と言われたので、丼を押さえて思いっきり混ぜることに。箸から伝わる感覚だけでも麺のもっちり具合が伝わってきます。しかもかなりの麺量。170gもあるそうです。替え玉代わりにしては量が多かったかも。ですが、これまたスルスルと食べられちゃうんです。
パクチーの爽やかな香りを感じながら、麺をすすってみると、いきなり山椒と辣油のシビカラがガツンとやってきました。そして芝麻醤の練りゴマ、ピーナツペーストが濃厚なコクとなってじわじわと来ます。これは先ほどの「汁あり」とは全く違う!
「汁なしの方が素材の味をダイレクトに感じますからね」とお店の人。なるほど、汁がないと強い味が先に飛び込んでくるんですね。でも筆者にとっては最高の刺激。「こういうのが欲しかった!」と嬉しくなりました。
しかし、ふと考えてみると、神泉「うさぎ」の名物は、魚介風味と醤のコクが冴える和風スープの「醤らぁめん」です。ちなみに醤とは、醤油と魚醤を合わせた特製のカエシだそう。その醤が入っているのは実は、こちらでは「醤油らぁめん」(750円)なのだそうです。また人気の炙りチャーシューもそちらに入っています。さらにお店の人曰く「山田さんが手作りしている麺の生地を使ったモチモチの餃子も人気なんですよ」とのこと。
食べてみたいところなのですが、さすがにもうお腹いっぱいです。シビれたいばかりに、ついつい食べ過ぎてしまいました。
またこの次に「醤油らぁめん」と「餃子」、あと、「おいしいごはん」を食べに来ようと思います。こちらのシビれ感は絶対に忘れられない味。みなさんもぜひ、『うさ担』でシビれてみてください。
(取材・文◎土原亜子)
●SHOP INFO
店名:担々麺とらぁめん うさ担
住:東京都板橋区上板橋1-13-21芝本上板橋駅前ビル
TEL:非公開
営:11:30~15:00(LO)
17:30~22:30(LO)
休:なし