肉汁注意! 台北の老舗『京鼎樓』が仕掛ける“羽根つき焼小籠包”が旨い

台湾ビールをはじめ、お酒のラインナップは居酒屋並み

 この羽根つき焼き小籠包に合わせたいのが、甘みのあるさっぱりとした「台湾ビール」(650円)。これに合うように小籠包を作っているのかな、と思ってしまうほど相性抜群です。

 これ以外に、サンザシ酒や紹興酒も。オススメのサンザシ酒ソーダ割りをいただいてみたところ、フルーティーながら甘すぎずさっぱりとしていて、小籠包やおつまみの味を邪魔しない味わい。そのほか生ビールやハイボール、サワー、日本酒、焼酎などアルコールやソフトドリンクメニューも豊富に揃います。

おつまみメニューは390円から楽しめる

 そしてもう一つ注目すべきは、おつまみの充実っぷりとそのコストパフォーマンスの高さ。なんと一皿390円~という低価格でおつまみや一品料理を堪能できるんです。

 オススメは「台湾夜市のわらじ唐揚げ」(600円)。その名の通りわらじのように大きな唐揚げは、鶏胸肉を叩き、醤油と台湾の焼酎、五香粉に一晩つけて味を染み込ませ、さつまいもの粉をつけてカラリと揚げた一品。運ばれてきただけで匂い立つスパイスの香りが食欲をそそり、衣がカラッとしていながらも、しっとりジューシーな鶏肉の旨みが口の中に広がります。一人だとボリューム満点なので、何人かとシェアするのが良さそうです。

 もう一つオススメだというのが「絶品!台湾屋台のせいろ蒸しビーフン」(680円)。ビーフンの上にほうれん草やニンジン、もやしなどの野菜がたっぷり乗り、その上に魯肉飯で有名な豚挽肉の甘辛煮込みがトッピングされています。よく混ぜ合わせていただくと、八角香る豚挽肉とごま油のコクに、さっぱりとした蒸し野菜とビーフンが絶妙にマッチ。たくさん食べて飲んだ後の〆として、ヘルシーにいただける一品です。

 この他にも「四川よだれ鶏」や「濃厚坦々麺」、「油淋鶏」、「台湾海老マヨ」など、お酒に合う“ネオ台湾屋台”料理が目白押し。アラカルト注文でもリーズナブルですが、コースだと全8品飲み放題2時間付きが前日までの予約でなんと一人2,980円になるそう! ここまでコストパフォーマンスの高いお店を見つけたのは、久しぶりです。

 また恵比寿本店ではランチ営業もしており、羽根つき焼小籠包6ケに小鉢2品、スープ、ライスがついて850円。その他麺類やごはんものを追加した定食メニューも豊富に揃っています。

 進化系小籠包の美味しさを、ぜひ味わってみてください!

(取材・文◎中森りほ)

●SHOP INFO

羽根つき焼小籠包 鼎‘s(Din’s)恵比寿本店

店名:羽根つき焼小籠包 鼎‘s(Din’s)恵比寿本店

住:〒150-0013 東京都渋谷区 恵比寿4丁目9-5
TEL:03-5422-7305
営:平日 11:30~15:00、17:00~24:00(LOフード23:00、ドリンク23:30)
  土日祝 11:30~23:00(LOフード22:30、ドリンク22:30)
休:不定休
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