ペロウのおすすめのワインを教えてもらった
セラーに置かれているたくさんのワインの中から、森田さん選りすぐりのおすすめイタリアワインを5本、教えていただきました。
La Biancara MASIERI 2015年(ラ ビアンカーラ マシエリ)
ヴェネト州。ミネラル感とまろやかな旨みで飲みやすい白ワイン。牡蠣などの料理と相性がいい。2,600円(税別)
RADIKON Oslavje 2007年(ラディコン オスラヴィエ)
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州。古くからのワインの造り方である皮ごと発酵させた白ワイン。熟成による飲み心地と味わい深い複雑さが特徴で、生魚や乳製品などに合う。3,400円(税別)
Altura Ansonaco 2016年(アルトゥーラ アンソナコ)
トスカーナ州。ぶどうの木にストレスをかけないよう「剪定しない」というポリシーの造り手。まさに何者にもコントロールされない、自由なテイストの白ワイン。ワインの持つ元気な酸が、ヴィネガーを効かせた料理にぴったり。6,200円(税別)
Altura Rossetto 2016年(アルトゥーラ ロッセット)
トスカーナ州。軽やかながら適度な旨みがのっていて飲みやすい赤ワイン。ブルーチーズやサラミなどの加工肉などに合わせたい。5,400円(税別)
Carussin Asinoi 2015年(カルッシン アシノイ)
ピエモンテ州。森田さんが勤めていたワイナリー。骨格がある赤ワインで、若いものでもタンニンや酸が口の中で飛び抜けて当たってくることがなく、フレッシュでピュアな味わいを楽しめる。トマトソースを使った軽めの料理や加工肉料理に◎。3,000円(税別)
森田さんが勤めていたローマの「LITRO(リトロ)」というヴィネリアでは、オーナー自身が愛してやまないワインや食べ物を提供していたそうで、お客様にそのあふれる愛を熱く語り、お客様はすっかり魅了されていたそうです。森田さんいわく「オーナーのアイテムへの熱量がものすごい」とのこと。
そのオーナーの姿勢と同じく、金田さんや森田さんの熱い思いが形となって揃えられたワインとフードが並ぶペロウ。
店の壁には、
「Oggi dovrei direttamente tornare a casa, Però vorrei assaggiare un goccio di vino…」(今日はまっすぐ家に帰らないといけない、でも、ちょっとワインを味わっていきたいな)
というイタリア語のコピーが書かれています。こういう言葉が頭をよぎること、よくありますよね。ペロウなら、仕事帰りにゆるりとその日の気分で過ごせますよ。ぜひ行ってみてください。
●SHOP INFO
店名:Però(ペロウ)
住:東京都世田谷区三軒茶屋1-40-11 B1
TEL:03-5432-9784
営:火~金15:00~24:00 土12:00~24:00 日12:00~21:00
休:月
●著者プロフィール
文・写真/奥田ここ
築地市場を「師」とあおぎ、旬の食材を中心にした和食及びイタリア料理の料理教室を主宰するほか、外国の方の参加や築地市場内での料理教室など、国内・海外で様々なスタイルの教室を開催。各種媒体・広告へのレシピ提供や、食材産地の取材、食に関するさまざまな話題の企画・執筆に加え、個別の要望に応じた出張料理など、国内外問わず活動中。素材の味を大切にし、無駄なく使い切る献立作りを心掛けている。
(https://www.instagram.com/kokookuda/)