【ベジつまみ】長いもとトマトソースの“ベジチーズ”ピザ|流行りのスキレットでいただく、BBQ対応熱々つまみの話

働く妙齢男女が直面する「野菜を摂らなきゃ」プレッシャーも何のその。楽しくおいしく、野菜で飲めれば最高! と、酒に合う野菜のおつまみ、通称“ベジつまみ”を提案。外食好き&料理ベタの酒飲み女性ライターが、マクロビ料理家・丸さんの指南を受けつつお届けします。

【ベジつまみ】長いもとトマトソースの“ベジチーズ”ピザ|流行りのスキレットでいただく、BBQ対応熱々つまみの話
食楽web

「アキさんはBBQとかしないんですか?」と丸さんに聞かれた。というのも、丸さんは野外でのケータリングを行うこともあるフットワークの軽いベジ料理家。アウトドア調理もお手のものだ。しかし私は残念なくらいのインドア派。BBQと聞いてもまったくテンションが上がらない。だからこそ思った。この話題を機に、私では考えつかないアウトドア対応ベジつまみを丸さんに教えてもらわねば。

「ここ数年人気がある、鋳鉄のフライパン『スキレット』を使った長いものピザなんてどうでしょう。家ではオーブンで、野外でやるなら炭火で焼くだけでできるのでかんたんです」

 本来なら外で試したいところだが、まずは丸さん宅のオーブンで焼いてもらうことにした。熱々のスキレットをお皿にやってきた長いものピザは、パン粉に程よくお焦げがついてグツグツとおいしそう。しかしよく考えると、チーズを使っちゃうと「ベジつまみ」ではないのでは?

「大丈夫です。このチーズは白玉粉と味噌で作った“チーズもどき”なんですよ」

 え!? どう見てもチーズにしか見えないけど……。たしかにチーズと比べるとさっぱりした味だが、とろけるクリーミー加減と味噌のコクはチーズらしい絶妙なバランス。へえ、白玉粉がいい仕事してます。さらにトマトソースに入れた刻みマッシュルームが、挽き肉代わりにジュワッと旨みを演出。スキレットのおかげで、熱々なまま最後まで食べられるのもいい。

「下準備はすべて“切って混ぜる”だけ。あとはスキレットに入れて焼くだけなので、野外でもかんたんに作れますよ」。

 アウトドア向きのベジつまみ。キャンプ好きの方にぜひお試しいただきたい。