辛さも食べ応えも百点満点! かつやの「シビ辛麻婆チキンカツ」を食べてきた!

シビ辛がクセになる!「シビ辛麻婆チキンカツ丼」を実食

今回は「シビ辛麻婆チキンカツ丼」715円をオーダー。とん汁(小)付きの「シビ辛麻婆チキンカツ定食」もあります。
今回は「シビ辛麻婆チキンカツ丼」715円をオーダー。とん汁(小)付きの「シビ辛麻婆チキンカツ定食」もあります。

 いつにも増してスパイシーな香りが漂う今回の丼。よくいえば本格的、悪くいうとくっそ辛そうな麻婆豆腐は、糸唐辛子だけでなく花山椒もあしらわれています。豆腐はおおよそ1cm角と控えめなサイズで、辛さのクッション役を期待するのはちょっと無理そう。チキンカツは2枚で、ソースがかかっているのか麻婆の餡なのかがぱっと見では判別ができません。これは手強そうだ…。

 意を決して、まずは箸で持てるチキンカツから。サクサクの衣に肉の厚みとジューシーさを感じる、いつも通りのナイスな仕様…辛っ! 麻婆餡、ガチで辛いぞこれ。店員さんにスプーンをお願いして、改めてご飯と一緒にパクっ。唐辛子の辛さをベースに花山椒のシビれが乗っかる麻婆餡に、ご飯の熱さが加わって口の中は超ホット。冷たいお茶を飲みつつ、ヒーハーしながら食べ進めていきます。

 程なくして口が辛さに慣れてくると、状況はあっさりと一変。餡の中にたっぷり入った挽き肉の旨みと餡自体の旨みがご飯と一体となって、辛さを感じながらもパクパクと食べられるように。うーん辛い、だけどウマい。スプーンを口に運ぶ手が止まりません。

 チキンカツは結局、麻婆餡のおかげでソースがかかってるのかどうなのか問題はうやむやに。ソースの甘味っぽい味を感じた気がしないでもないんですが、たっぷりの餡を纏わせながらチキンカツを食べているうちに、脳と舌が考えるのをやめてしまいました(笑)。麻婆はスプーンで、カツは箸でとちょいちょい持ち替えながら、最後はスプーンで丼に残る餡をかき取ってぺろり。無事完食となりました。ごちそうさま!

店頭にも大きく「シビ辛麻婆チキンカツ丼」が
店頭にも大きく「シビ辛麻婆チキンカツ丼」が

 掛け値なしにガツンと来る麻婆餡のシビ辛さに、これ食べ切ることができるのか…と思ったのも束の間。辛さがいつまでも口の中に残らない仕様で舌が割りと早めに慣れて、気が付けば食を進ませるちょうどよい塩梅になりました。

 それでも、食べている最中に店内の空調で一旦は引いた汗が額や鼻の下にじんわりと滲んでくるほどだったので、それなり以上の辛さであることは間違いなし。辛味が苦手という方にはちょっとというか、かなりハードな味かもしれません。ただ、辛味に慣れてしまえば餡と挽き肉の旨みが際立って、美味しさをしっかりと感じながら食べられるようになります。人体って不思議(笑)。

 あとはチキンカツ。こちらはいつも通りの揚げ立てサクサク、肉厚でジューシーなんですが、麻婆餡の味わいとは思った以上に一体とはならず。麻婆餡は麻婆餡、チキンカツはチキンカツと、ひとつの丼に見えないラインが引かれて2種類のおかずが乗っているような感覚でした。とにもかくにも、辛さだけでなく食べ応えも抜群の「シビ辛麻婆チキンカツ丼」。汗拭き用のハンカチやタオルを忘れずに準備しつつ、その刺激的な味わいと美味しさを存分に体感してみてください。

●DATA

『かつや』シビ辛麻婆チキンカツ丼

期間:2022年7月1日(金)~ ※期間限定・なくなり次第終了
販売:一部店舗を除く全国の『かつや』
https://www.arclandservice.co.jp/katsuya/
※価格は全て税込