【実食レポ】辛い系とんかつが進化! 『かつや』の「辛出汁チキンカツ丼」を食べてきた

【実食レポ】辛い系とんかつが進化! 『かつや』の「辛出汁チキンカツ丼」を食べてきた
食楽web

 揚げ物大好き民の心のオアシスでお馴染みのとんかつ・かつ丼専門店『かつや』では、3月25日より期間限定メニュー「辛出汁チキンカツ」の提供をスタート。店内ではひっきりなしにオーダーの声が飛び交うなど、早くも大人気メニューの仲間入りを果たしています。

 今回の「辛出汁チキンカツ」、実は昨年秋にレギュラーメニューから惜しまれつつ外れた「赤辛カツ丼」のいわば“進化系”。一目で辛さが伝わってくる真っ赤なタレは、鶏ひき肉とにぼし粉による出汁の旨みを効かせた旨辛テイストを備えている、とのこと。果たしてチキンカツとの相性は、そしてご飯のおかずとして過不足のないものなのか? お店での実食で確認してきましたよ!

今回は「辛出汁チキンカツ定食」759円(税込)をオーダー。とん汁(小)が付属します
今回は「辛出汁チキンカツ定食」759円(税込)をオーダー。とん汁(小)が付属します

 さほど時間を置かずに運ばれてきた「辛出汁チキンカツ定食」は、辛ダレがたっぷりかかったチキンカツの上に白髪ネギと糸唐辛子、山盛りのキャベ千で構成。鉄の鍋器に目いっぱい盛られています。濃い目の味わいが嬉しいとん汁でお口を潤して準備は万端、さっそくチキンカツから食らってやりましょう。

 公式写真ではチキンカツの手前半分に辛ダレがかかってましたが、こちらはカツ全体にほぼ満遍なくかかった状態。お馴染みの「衣のサクサク感が~」はなくなってますが、揚げ立ての風味をほのかに残しつつチキンのジューシーさと柔らさ、肉の旨みはいつもと変わらぬ美味っぷりです。うん、『かつや』のチキンカツはこうでなくっちゃね。

辛ダレに浸かり真っ赤に色付いたチキンカツ
辛ダレに浸かり真っ赤に色付いたチキンカツ

 そして今回のメニューにおけるキーポイントの辛ダレ。まず感じるのは甘めの味わいで、「あれ、辛出汁じゃないの??」と思った直後にヒリリリと辛さが広がります。例えるなら、チリソースほど甘くなく、チリソースよりも辛いといった感じ。粒状になった鶏ひき肉は噛むごとに旨みが滲み出てきますが、にぼし出汁の和風な風味や味わいは前に出てきません。

オンザライスで食欲が爆増
オンザライスで食欲が爆増

 辛ダレの旨さの奥行きを広げる隠し味的なポジションにあるのかな? それより何より、チキンカツの美味しさとピリ辛テイストのおかげで、まあご飯が止まんねえ。さらに侮れない存在となっているのが白髪ネギ。シャキシャキの食感とネギの辛味が、カツ周りの味わいに絶妙なアクセントを加えてくれます。チキンカツに辛ダレをたっぷり纏わせて、白髪ネギを添えつつご飯にバウンド。カツを口に放り込み、続けてご飯をかき込めば…ああ、美味さと幸せが体を満たしていく~。

白髪ネギが辛いチキンカツとベストマッチ
白髪ネギが辛いチキンカツとベストマッチ

 こんもりと盛られたキャベツの千切りも、辛ダレをソース代わりにして難なく消化。最後はとん汁でシメて、無事完食となりました。ごちそうさま!

 鶏ひき肉の旨みとタレ自体が持つ旨み(にぼし出汁の旨みが後押ししているはず)と後引く辛味は、辛ダレ単独でもおかずになり得る抜群の存在感。チキンカツとの相性もバッチリでした。全てが丼に乗せられた「辛出汁チキンカツ丼」(649円/税込)もありますが、今回に関しては実食した「定食」の方にかなり分がある感じがします。この辺は好みにもよりますので、ぜひ両方を食べ比べてみて判断していただけたらと思う次第です。

『かつや』の外観
『かつや』の外観

 なお、メニューは単品でのオーダーやテイクアウトも可能。この機会に『かつや』オリジナルの辛旨テイストを、存分に味わってみてはいかがでしょうか。

●DATA

『かつや』辛出汁チキンカツ定食/辛出汁チキンカツ丼

期間:2022年3月25日(金)~ ※期間限定
販売:一部店舗を除く全国の『かつや』
https://www.arclandservice.co.jp/katsuya/