ウイスキーをもっと自由に、もっと美味しく楽しむ「オールドパー」の新たな一手とは?

オールドパーの真髄は“ブレンド技術”にあり!

オンライン試飲会の様子
オンライン試飲会の様子

 というわけで、いざオンライン試飲会がスタート。

 マスターブレンダーであるクレイグ・ワレスさんが登場し、オールドパー最大の魅力は「ブレンドの妙にあり」と語ってくれます。

「最も重要なのがブレンディング。スコットランド地方にある29もの蒸溜所のモルト原酒やグレーン原酒の個性を引き出しつつ、いかにオールドパーならではのクオリティを生み出すかがポイントです」(クレイグ・ワレス氏)

 ブレンド行程を経て、複雑さやなめらかな口当たり、豊かな香りや味わいなど、オールドパーならではの味わいを表現していくんですね。

 そしてこのタイミングで試飲タイム。ブランドアンバサダーの金子亜矢人さんの案内で、「オールドパーシルバー」をまずストレートでテイスティング。香りを嗅いでみると、グリーンアップルや洋なしを思わせる瑞々しく爽やかな香りが。

 口に含むと、上品な甘さとまろやかさも感じられ、最後に少しのピートが心地よい余韻として続きます。うーん、実にバランスの取れた味わいですね。「この味わいは、スペイサイドの水、クラガンモア蒸溜所の樽、アイラのピートがあってこそ。このバランスの良さがハイボールにも最適なんです」と金子さん。

テイスティング風景
テイスティング風景

 試飲後はフリートークが始まり、参加者から金子さんにさまざまな質問が飛びます。その一つが「なぜオールドパー シルバーだけノンエイジなの?」という質問。例えばオールドパー12年を例にとると、最短でも12年以上の原酒しか使えない決まり。シルバーだけがノンエイジなのは確かに不思議です。

 しかし金子さんによれば、そもそも必ずしも年代の古い原酒の方が優れているわけではなく、「オールドパー シルバー」の場合、ハイボールにも合うようバランスを重視したブレンドのため、あえてノンエイジにしているとのことでした。なるほど! 納得です。

和食とのマリアージュを楽しむ
和食とのマリアージュを楽しむ

 ほかにも、食事との相性については、スパイシーな料理はもちろん、和食、とくに出汁がきいた料理との相性が抜群なんだそうです。

「フラスクボトルなら価格も手頃なうえ、気軽に持ち歩けます。思い思いの自由なスタイルで楽しんでほしいですね」と金子さん。

 ウイスキーの新たな可能性を感じさせてくれる「オールドパー シルバー」。ハイボールはもちろん、ストレート、ロック、これからの季節はお湯割りで。自分好みのスタイルでその味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

(取材・文◎室井康裕)

●DATA

オールドパー

https://oldparr.jp/