釜飯もビビンバも作れる! 累計1億7千万個売れてる駅弁「峠の釜飯」の“釜”の美味しい再利用法とは?

釜焼きビビンバは最高に美味しくできた

鍋底にまんべんなくゴマ油を塗ってから、お米を炊きます。
鍋底にまんべんなくゴマ油を塗ってから、お米を炊きます。

 釜焼きビビンバを作るにあたり、前回の反省をもとに“美味しいおこげの作り方”を下調べ。わかったのは2つ。【1】鍋底が黒焦げにならないようオイルを敷く、【2】吹きこぼれた際に一度お米をかき混ぜること。

 そこで今回はあらかじめ鍋底にゴマ油を塗っておきます。1合の米、合わせ調味料(水、酒、みりん、おろしニンニク、塩、醤油、コチュジャン)を入れて中火で加熱。吹きこぼれたら、フタを開けてご飯をかきまぜ、弱火で約10分。

炊きあがったらナムル、ひき肉、うずらの卵をのせて完成
炊きあがったらナムル、ひき肉、うずらの卵をのせて完成

 泡立ちがなくなり、ご飯が炊き上がったら、具材のナムルやひき肉などをのせてフタをし、15分蒸らします。そうして出来上がったのがこちら。なかなか本格的なビビンバができました。さっそくおこげの状態を確認すべく、スプーンで底からかき混ぜてみると…

今度はなかなか理想的なおこげができました
今度はなかなか理想的なおこげができました

 じゃーん。茶色のいい塩梅のおこげができていました! 大成功です。

 実はこの釜を使うと、豚汁や味噌汁、オニオングラタンスープ、アヒージョ、野菜の蒸し煮なども1人分が簡単に作れて、しかも美味しくできます。これぞサステナブル。なんとなく意識の高い人間になれたような気がしますね。実際には釜飯の容器をセコく使い回しているだけですが…。

 というわけで、「峠の釜飯」を購入する機会があれば、ぜひこの釜を使っていろんな料理に挑戦してみてください。けっこう便利で楽しいです。おぎのやのHPにもアレンジレシピが出ていますよ。

(撮影・文◎土原亜子)