ボートレース場屈指のグルメ天国『ボートレース多摩川』で“勝負メシ”を食べ歩いてきた

東京・2大ボートグルメの一角『ウエイキー』の「牛炊」

こちらがお目あての「牛炊」850円
こちらがお目当ての「牛炊」850円

 まずは、ボートファンの中で人気No.1とも噂される、『ウエイキー』の「牛炊」を目指して奥へと進みます。店に入ると…まず驚くのはその広さ。座席数100を超える店内では、ラーメンやカレー、本日の定食などが味わえます。

入口からいちばん奥にある、『レストランウエイキー』
入口からいちばん奥にある、『レストランウエイキー』

 食券を購入してカウンターへ。もちろん「牛炊」をオーダーします。多摩川の名物といえばコレ。そういえば、人気テレビ番組「月曜から夜ふかし」でも、多摩川のソウルフードとして紹介されていましたよね。

「牛炊」は1分も待たずに登場。さすが競艇場のレストランだけあって、提供が早い! 大きい丼にスープのような見た目、それにキムチと唐辛子とニンニクが添えられています。

中にはお肉がゴロゴロ。味変で、ニンニクと唐辛子を加えて
中にはお肉がゴロゴロ。味変で、ニンニクと唐辛子を加えて

 スプーンですくってみると、中から現れたのはご飯と牛肉。「牛炊」とは牛の雑炊のことで、まろやかな塩味です。小さなお肉がゴロゴロと入っていて、噛まなくてもほどけていくほど柔らか。それもそのはず、牛すじを4時間もコツコツと煮込んでいるんだそうです。

 牛肉をじっくりと煮出して、塩で整えたシンプルな味つけなのですが、なんとも絶妙で美味しい! スープの味がとっても上品で、まるでソウル市内の名店で牛テールスープかクッパでも食べているような感じ。いやむしろそれ以上か? と思えるほど洗練された味わいで、びっくりしました。

 半分ほど食べて、味変でニンニクと唐辛子を入れてみると、これまたピタリと合います。一気に薬味の香りが広がって、これまでとまったく異なる味わいが楽しめました。