生活習慣病がない世界を! 常連が足繁く通う“寝かせ玄米”の人気店『結わえる』が追求する日本の食の魅力とは

おいしく食べながら体も喜ぶ、旬の素材を丸ごと使った結わえるの御膳

寝かせ玄米に、具がたっぷり入った丼サイズの汁物とおかずが付いた「箱膳定食」1200円。ほかに、主菜付きの「ハレ箱膳定食」1500円、さらにお刺身とデザートが付く「結わえる御膳」1800円も
寝かせ玄米に、具がたっぷり入った丼サイズの汁物とおかずが付いた「箱膳定食」1200円。ほかに、主菜付きの「ハレ箱膳定食」1500円、さらにお刺身とデザートが付く「結わえる御膳」1800円も

 イートインスペースではランチとディナーを営業。ランチメニューは、寝かせ玄米に具だくさんの汁物とおかずがセットになった、日替わりの定食スタイルです。お弁当の販売もあり、毎日足を運ぶ常連さんも多いのだそう。素材やメニューについて、厨房を担当する上田辰也さんに教えていただきました。

――生鮮食材はどちらから届いているものですか?

上田さん:肉も魚も野菜もすべて国内から届きます。鮮度の良さにこだわっていて、野菜については、あらかじめ内容を決めてお願いしている農家さんと、どの野菜にするかを完全にお任せしている農家さんの両方から仕入れています。

厨房担当の1人、上田辰也さん。ランチはカウンターで受け取るセルフサービス。プラス料金で汁物や主菜、物販で扱うジュースなどの追加もできます
厨房担当の1人、上田辰也さん。ランチはカウンターで受け取るセルフサービス。プラス料金で汁物や主菜、物販で扱うジュースなどの追加もできます

――お任せということは、届くまでどんな野菜が入っているか分からないということ?

上田さん:届いたら分かるという感じです。初めて知る野菜の品種もあり、どう料理するか、調理スタッフと話し合って考えています。毎回「何が届くんだろう」と少しそわそわしますが(笑)、珍しい野菜は料理する上で面白いですし、お客さまから「これは何ですか?」といった反応をいただくこともあり、やりがいを感じます。

蔵前本店の物販スペースの隣にあるイートインスペース。テーブル席のほか、カウンター席や掘りごたつのある小上がりも
蔵前本店の物販スペースの隣にあるイートインスペース。テーブル席のほか、カウンター席や掘りごたつのある小上がりも

上田さん:以前、ラグビーボール状の西洋カボチャが届いたのですが、初めて見る野菜で甘みがあるのか無いのかもわからなくて(笑)。カボチャは、ちょっとカットしてみるというわけにもいかないので、調理するのはなかなかスリリングでしたが、美味しい仕上がりに。お客さまにも、そういった野菜との出会いを楽しんで頂けているのかなと思います。

――調理する上でこだわっていることや、寝かせ玄米について教えてください。

上田さん:調理ではゴミがあまり出ないよう、素材を丸ごと使うようにしています。野菜は皮付きのままお出しし、魚に頭が付いていれば出汁をとります。寝かせ玄米は1日平均20kgくらい炊いていて、多い時は30kg炊くこともありますね。寝かせ玄米は小豆などを入れることと、寝かせるほど玄米の栄養価が高まります。

――「これは寝かせ玄米に合う!」と思ったものは?

上田さん:先日、いくら丼を試してみたところ、とてもおいしかった! いくらといえば白米のイメージが強かったんですが、寝かせ玄米との相性が抜群でした。寝かせ玄米は意外な食材ともよく合うので、ぜひいろいろなものを組み合わせて試してみていただけたら嬉しいです。

●SHOP INFO

白いのれんがかかった店の外観

店名:YUWAERU 蔵前本店

https://www.yuwaeru.co.jp/honten