中華そば 鴨福(八王子)|いま大ブレイク中の究極の鴨中華

続いてご紹介するのは、『中華そば 鴨福』。店主は、移転とリニューアルを重ね、ようやく人気店の座をつかみ取った、努力と根性の人。
具体的には、2017年2月、現在とは別の場所(京王八王子駅近傍)にて『麺処 鴨と軍鶏』を立ち上げた後、複数回にわたる屋号・営業場所の変更(時期によっては間借りだったこともあり)を経て、2024年5月15日、八王子の今の場所に路面店『中華そば 鴨福』を開業。
同店で主力商品として提供されている「中華そば醤油」の「超極太幅広自家製麺」が、麺にオリジナリティを求める今の時代とピタリと噛み合い、ついに大ブレイクを果たしたという経緯の持ち主だ。
同店が提供する麺メニューは、「中華そば醤油」、「中華そば塩」、「担々麺」の3種類、及びそれらのバリエーション。中でも特におススメなのが、ブランド小麦粉「もち姫」と「さぬきの夢」をブレンドして作った生地に、「セモリナ粉」の生地を挟み3層構造にした“超極太幅広自家製麺”が味わえる「中華そば醤油」だ。

実際にすすってみれば、「超極太幅広自家製麺」の歯応え&舌触りが、鳥肌が立つほど良好であることはもちろん、鴨・丸鶏・イリコ・昆布等の天然素材の魅力を寸分の余白なく表現したスープも、これまでの経験から会得したあらゆる技術を惜しげもなく投入していることが実感できる、渾身の出来映え。
これまでの経緯に思いを馳せれば、「よくぞ、ここまでハイレベルな1杯を紡ぎ出せるようになったものだ」と、その涙ぐましい研鑽に心動かされずにはいられなかった。長きにわたる苦節を経て、ついに大輪の花を咲かせた『鴨福』。万難を排してでも訪れる価値がある、超優良店だ。
●DATA
中華そば 鴨福
住:東京都八王子市小門町5-3
営:火・水・金・土11:00〜15:00
休:月・木・日・祝