今年は何が一番ウマかった? 『食楽』編集部が選ぶ2023年の「ベストグルメ」9選

家で名店の味が食べられる!『喫茶YOU』の「オムライス」【編集M】

 今年は銀座ランチをする機会が多かったんですけど、そこで思ったのが、銀座の老舗グルメにハズレはないなということ。行列ができる老舗『喫茶YOU』の「オムライス」もその一つですよね。行列の中には外国人の方も多く、SNS用にオムレツをぷるぷるさせて動画を撮っている人がたくさん!(笑)

 肝心のオムライスは王道の味だけど、奥深い上品さがあってまた食べたくなるんです。で、『食楽web』では、人気のフードクリエイターユニット「東京ソロごはん。」にこのレシピを再現してもらいました。我が家のオムライスもとうとう、『喫茶YOU』化。そんな優秀レシピ!

→(過去記事)プロが教える「喫茶YOU」風“ふわとろオムライス”の作り方をチェック!

中華街の広東料理ならココ! 『海南飯店』の「汁なしネギそば」【編集M】

 横浜中華街っていつ訪れてもどこに行こうか悩むのですが、『食楽web』のインスタでも紹介した『海南飯店』、今年はこの店一択でした。こちら作家・丸谷才一氏が『食通知ったかぶり』で「広東料理ならここが1番」と語っているお店。

 中でも〆の一皿「汁なしネギそば」が秀逸! 細麺の上に細切りのチャーシューとネギが乗っているだけ。ごま油香るなんとも上品な味で、満腹だというのにスルスルと懐に吸い込まれていくんです。ちなみに餃子にチャーハン、肉料理なんでもござれ。何を食べても外さないお店です(しかもメイン通りにありながら、いつも空いてるのもいい!笑)

●SHOP INFO

店名:海南飯店

住:神奈川県横浜市中区山下町146

老舗洋菓子店『珠屋』(逗子)の「ピーチロール」【編集M】

 スイーツもたくさん、ヒット作が生まれていますが、ここは改めて地元・逗子の老舗洋菓子店『珠屋』で長く愛される「ピーチロール」を取り上げました。様々な地方で長く続く老舗の洋菓子店には、その土地、その店ならではの味と風情があって好きなんです。

 この『珠屋』もそう。ふんわりしたスポンジに瑞々しい黄桃と生クリームがたっぷり。ちなみに、アルミのトレーに乗ったナポリタンなど、王道の喫茶グルメもクラシカルな店内で楽しめます。今年は様々な地方の老舗洋菓子店を追いかけたいな!

●SHOP INFO

店名:珠屋洋菓子店

住:神奈川県逗子市逗子1-5-8

韓国ブーム&外出需要の高まりで大ブームに!「10円パン」【編集かね太】

 2023年は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことにより、人々の活動が活発化。巣篭もりの反動からか、外で手軽に食べられる「生ドーナツ」、「チュロス」などのワンハンドフードが人気だった印象です。

 中でも話題になったのが「10円パン」。片手で食べられて、物撮り・自撮りができ、チーズが伸びる見た目のインパクトがSNSを中心に大人気となりましたね。

 元ネタは本場・韓国の慶州で売られていた「10ウォンパン」と言われています。それを10円硬貨に変えたのが「10円パン」。ベビーカステラのような甘めの生地に、とろりとしたチーズが入ったスイーツです。

 今では、東京、大阪、沖縄などでも販売されていて、比較的買いやすくなっています。実際に食べてみると予想以上のチーズの伸びに驚くこと間違いなし! 一度は食べておいて損はないスイーツですよ。

●SHOP INFO

店名:大玉チーズ10円パン

住:東京都新宿区百人町2-3-25

レトロブームで人気の純喫茶もここまで来たか!と驚いた『喫茶 東京郊外』(亀戸)【編集かね太】

 数年前からブームとなっている純喫茶。昭和を知らない若い層から支持され、街中にひっそりと佇んでいた純喫茶にあえて訪れる若者が急増中です。

『紅鹿舎』(日比谷)、『珈琲王城』(上野)、『ホテルニューグランド』(横浜)など、食楽webでも今年は多くの純喫茶を取り上げてきましたが、その中でも驚かされたのが、亀戸にある『喫茶 東京郊外』です。

 見た目は、王道の純喫茶なのですが、実はこのお店、老舗ではなく2022年にオープンした新店。しかも居抜きではなく、イチからすべて作ったお店。“懐かしいのに新しい”。このギャップに「純喫茶ブームもここまで来たか!」と驚かされました。

 もちろん、雰囲気だけでなく提供される料理も絶品です。ついつい長居してしまう喫茶店です。

→(過去記事)喫茶店マニアが絶賛する昭和レトロな魅惑の「ドライカレー」とは?【喫茶 東京郊外(亀戸)】

今年食べたデカ盛り炒飯で一番旨かった!『中華ダイニングたくみ』(横浜)【編集かね太】

 かれこれ4年以上担当している「デカ盛り」。この4年間で約400件、約450品の1kgオーバーのデカ盛りグルメを紹介してきました。もちろん今年も50品以上は食べました……。

 さすがにそこまで食べまくっていると、法則のようなものが見えてきます。その一つが、“駅からかなり離れているのに人気の地域密着型の町中華には「デカくて、旨くて、安い」料理が存在する”という法則です。

 そう改めて確信させてくれたのが、横浜の『中華ダイニング たくみ』。最寄駅は、京急線・弘明寺駅で、そこから徒歩25~30分、住宅街の中にあるお店で連日行列のできるお店です。まさに法則にドンピシャ。

 同店は、特にチャーハンが人気で、普通のチャーハンを筆頭に、「肉玉子チャーハン」、「肉チャーハン」、「チャーシュー炒飯」、「ふわとろ玉子のあんかけチャーハン」などバリエーション豊富に揃っています。

 米の量だけでなく、肉の増量など幅広いカスタムが可能です。今年食べたデカ盛りチャーハンの中でも特に旨いと思いました。徒歩30分かけてでも食べるべき価値アリ! 自信を持っておすすめできるお店です。

→(過去記事)横浜で味わえる重量1.3kgの“デカ盛り&激ウマ”な「満腹チャーハン」とは?