洋食メニューは意外にも「パスタ」」が優秀
最後は洋食メニューです。カレー、パスタ、オムライスなど様々なメニューがありますが、選ぶならパスタがおすすめ! 中でも「海老と帆立とカニのトマトクリームソース」が最も優秀です。

一般的に、パスタはたんぱく質が不足しがちなんですが、こちらはたんぱく質30.9gとしっかり摂れます。脂質は32.3gと決して少なくありませんが、サーロインステーキと比べたらカワイイもの。カロリーも770kcalと許容範囲です。ちなみに、他のパスタもたんぱく質は20g超え。若干脂質は増えるものの、そこまで大きな差ではないため、好きなものを食べてOKです。
洋食の人気メニュー「ビーフジャワカレー」や「ロイヤルオムライス」については、残念ながらどちらもエグイ! 「ビーフジャワカレー」はたんぱく質21.4g、脂質44.6gのダブルスコア。カロリーは980kcalもあります。
店名を冠した「ロイヤルオムライス(ハッシュドビーフソース)」は、卵を3個も使っているだけあって、たんぱく質は30.9gと十分摂れます。しかし脂質も53.1gと多く、カロリーは911kcal。海老フライと蟹クリームコロッケ付きのセットに至っては、脂質が76.4gで1206kcalと相当激しいことになってしまいます。
どちらも人気メニューだけあり、とても美味しい! その分、脂質もカロリーもどえらいことになるということを知っておきましょう。
「ロイホ」で一番やっちゃいけないオーダーの仕方とは?
最も避けるべきメニューは「フライドチキンとソーセージの盛り合わせ」。ビールのつまみとか、小腹がすいたからみんなでシェアとか、追加の一品として気軽に頼みがちですよね。

揚げ物であるフライドチキンにフライドポテト、脂質の多いソーセージと、ダイエットと対極にある三大メニューが揃ったこの盛り合わせ。なんと944kcalと、サイドディッシュとは思えない高カロリーを叩き出しています。栄養バランス的にも、たんぱく質26.1gに対し、脂質は74.9gとアンガスビーフステーキも超えてくる。これにビールなんて頼もうもんならマジ、やばいです。
ちなみに「盛り合わせがヤバイなら、ポテトだけに」というのもNG。「フライドポテト(アイオリクリームソース付)」はたんぱく質7.2gに対し、脂質がなんと51.2g、カロリーも796kcalと全然可愛くない数値なんです。数あるファストフードやファミレスのポテトの中でも、トップクラスに高カロリーな驚異の一品。気軽にオーダーしたら痛い目をみますよ。
結論
外食で「サーロイン」や「ハンバーグ」と付いたメニューは、脂質が多いと捉えるべし。どうしても食べたいなら単品にするか、少量の肉を選ぶかの2択です。メニュー選びに迷ったら、アンチエイジングにも役立つ良質な脂質が含まれた「シーフード」からチョイス! 但し、揚げ物にすると体に悪さをするオメガ6系の脂質が上回ってしまうため、調理法にも気をつけて選びましょう。
![シーフードはグリルならデザートも足せる [食楽web]](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2023/09/20230930-roihodiet09.jpg)
美味しさ最優先の「ロイホ」は、高カロリーなメニューが数多く存在します。何も考えずにオーダーせず、上手に組み合わせれば食事もデザートも楽しめますよ。ちょっとした食事のルールを身につけて、美味しく食べながらダイエットもアンチエイジングも叶えましょう!
(語り◎石本哲郎、インタビュー・撮影◎酒詰明子)
●プロフィール
石本哲郎
女性専門のパーソナルトレーナー。東京や神奈川にて、女性専門パーソナルジムリメイクや女性専門フィットネスショップリーンメイクを数店舗運営。女性のダイエットに関わる医学、栄養学、トレーニングメソッドについての豊富な知識と、自ら意図的に太ってやせる「減量」実験の成果から編み出した独自のメソッドで、のべ1万人以上の女性の体づくりを指導し、成功へと導く。ダイエットに悩む一般女性の指導をもっとも得意とし、「健康的かつきれいに女性の体を変える技術」には定評がある。代表作『神やせ7日間ダイエット』などを含め著書累計20万部を超える。
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