おかずも小鉢も自分で選ぶ! 大阪・梅田の『大栄食堂』が昭和時代から愛され続けるワケ

大衆食堂の看板メニューは「和魚定食」

『大栄食堂』では魚定食が看板メニューのようで、焼きサバ、煮サバ、カレイの焼きびたしあたりが定番という感じ。いろいろ迷った結果、サバの塩焼きかカレイの2択まで来てまだ迷っていましたが、定番中の定番メニューの焼きサバに決定しました。

 お店の人に焼きサバ定食の注文を伝えたところ、「ケースから小皿を2品選んで取って下さい」とのこと。小皿の並ぶ陳列棚は、いつの時代になっても目移りする素晴らしい空間ですね。

焼きサバ定食820円
焼きサバ定食820円

 小芋の煮込みとマカロニサラダを選んでしばらく待っていると、ごはんとみそ汁と漬物、そして焼サバの登場。

 令和の梅田のど真ん中で、この定食。時代とロケーションを考えるとこの素朴さは逆に新鮮で奇跡なくらい。

 まずはメインの焼きサバから。決して派手さはないけどしみじみと美味しく、魚離れしている人にはぜひ食べてもらいたいと思える焼サバです。

 小芋の煮物と野菜のたっぷり入ったマカロニサラダという組み合わせは、何だか懐かしくて優しい味ばかりで、ある意味で梅田で一番優しい定食かも知れません。