【実食レポ】大阪たこ焼きの名店『やまちゃん』の名物はソースなしの“素たこ焼き”ってホント?

【実食レポ】大阪たこ焼きの名店『やまちゃん』の名物はソースなしの“素たこ焼き”ってホント?
食楽web

●地元民がおすすめするミシュランビブグルマン掲載店『あべのたこやきやまちゃん』。謎の人気メニュー「ベスト」の実態を調査してきた。

 大阪名物と聞いて一番に思い浮かべるものといえば「たこ焼き」ですよね。大阪人は一家に一台たこ焼き器を持っているのが当たり前。有名店がいくつもあり、みんなそれぞれ行きつけのお店があります。

 大阪生まれ大阪育ちの筆者も、子どもの頃は100円片手に近所のたこ焼き屋さんに行き、おやつ代わりにたこ焼きを食べて育ちました。先日、友人数人に「一番好きなたこ焼き屋さんはどこ?」と聞いてみたところ、一番多く名前が上がったのが『あべのたこやきやまちゃん』。

 恥ずかしながら名前は知っているものの、食べたことがありませんでした。友人曰く、ソースとマヨネーズをかけずに食べるたこ焼きが美味しいんだとか。気になるので食べに行ってきました。

ミシュランにも掲載された『あべのたこやきやまちゃん』

 大阪・阿倍野(あべの)の『あべのたこやき やまちゃん 本店』は、 大阪の阿倍野区で1989年に創業した有名たこ焼き店。2016年、2017年、2018年と3年連続ミシュランのビブグルマンを受賞しています。日本一の超高層ビル「あべのハルカス」の麓にあり、地元の人から観光客まで大勢の人が訪れています。筆者が行った日も絶えずお客さんが来ていました。

 テイクアウトのみのお店なので、お店横のスペースや隣のファッションビル「あべのHoop」のベンチで食べるのが定番。お店の近くまで来ると、たこ焼きを頬張っている人の姿とたこ焼きの香りで食欲をそそられます。

『あべのたこやきやまちゃん』の最大の特徴は、生地の美味しさ。生地には、10種類以上の野菜や果物を合わせて4時間煮込んで作ったスープと、かつおと昆布でとった出汁が使われています。

 その生地を特注の分厚い鉄板を使ってじっくりと焼くことで、独特の食感を生み出しているんだとか。早速、こだわりのたこ焼きを注文してみましょう。