東京・三宮橋『寄』:ファッションを起点に作り上げた食とカルチャーの寄合所
ファッション、食、音楽、アートなど、さまざまなカルチャー好きが一緒くたにクラフトビールと食事を楽しむ巨大なコの字カウンター。手前にはレコードやアートブックなどのカルチャーショップがあり、奥のギャラリーでは写真などの展示が行われる。
『寄(よせ)』があるのは、ファッションブランド『Graphpaper』東京初の旗艦店の1階。五感に訴えかけるアイテムをその名の通り“寄”せ集めたのだと代表の南貴之さんは話す。
「これまで洋服づくりを通して、“視覚”と“触覚”へアプローチしてきました。そこに加えて食事とお酒で“味覚”と“嗅覚”を、音楽で“聴覚”を同時に刺激できる場所を作れたら面白いなと思ったんです。それぞれ僕が好きなものをミックスして、ファッションに限らず色々なバックグラウンドを持つ人が集まる、“寄り合い”のようになったらいいなと」
以前から付き合いのあった『Hobo Brewing』と共同制作したオリジナルクラフトビールは、苦味がしっかりとしたグラッシーな味わい。クラフトビールはタップで3種類のほか、缶で100種類以上用意している。
フードはオリジナルメニューに加え、全国から南さんが美味しいお店をセレクト。オープン時から人気メニューとなっているのが、京都の人気蕎麦店『suba』監修の「京都suba ホルモン油かすと九条ネギのお蕎麦(寄限定)」。ファッションを起点に繋がりを広げる『寄』の動きに今後も注目したい。
●SHOP INFO
名寄(よせ)
住:東京都渋谷区代々木3-38-10 1F
TEL:03-6381-6131
営:11:30~23:00(平日の15:00~17:00はフードのオーダー不可)
休:水曜
予算:1000円~
個室:なし カード:可