深大寺は旨い蕎麦屋の宝庫! 絶対ハズさない絶品「深大寺そば」4選

人気No.1! 行列必至『湧水』の「茗荷と茄子のおろし冷やかけ」

1250円
1250円

 名店が並ぶ深大寺周辺の蕎麦屋の中でも、『湧水(ゆうすい)」は平日でも行列が絶えない超人気店。蕎麦つゆにとことんこだわり、つゆに合わせて蕎麦を選んでいるほど。筆者のおすすめは、この時期なら断然「茗荷と茄子のおろし冷やかけ」です。

 出汁の効いた冷たい蕎麦つゆに、シャキシャキのみょうが、つゆをたっぷり吸った柔らかい茄子、香り豊かな大葉の組み合わせは、まさに夏にぴったりの爽やかな一品です。毎日店内で手打ちしている蕎麦はしっかりコシがあり、若干濃いめの出汁は食欲を刺激して箸が止まらず、あっという間に完食してしまいます。

●SHOP INFO

湧水

住:東京都調布市深大寺元町5-9-1
営:10:30~18:00、土日祝日10:30~19:00
休:木曜

安くて旨い! 蕎麦をお腹いっぱい食べたいなら『多聞』の「大盛り蕎麦」

「深大寺そば」大盛り1120円
「深大寺そば」大盛り1120円

 上品な量で値が張る深大寺の蕎麦ですが、安くたっぷり食べたい人たちで行列を作るのが『多聞』。他店に比べて値段が安いことに加え、蕎麦の増量メニューがあり、蕎麦2倍の中盛りはプラス200円、3倍の大盛りは400円で注文できます。安くて量が多くても、もちろん味はお墨付き。蕎麦は歯ごたえがあり、つゆは甘めです。

 もうひとつの名物が「そば雑炊」。

1250円
1250円

 蕎麦粉をまるでお米のように加工し、蕎麦つゆをベースにしたお出汁を使った珍しい雑炊です。味つけは薄めですが、椎茸、えのきなどのきのこ類、ごろっと入っている蟹身の風味が滲み出ており、なんとも体によさそうな味わい。濃いめが好きな人はセットでついてくるお漬物や煮しめと一緒に食べるのがおすすめです。

[食楽web]
[食楽web]

 見た目はご飯のようなのに噛むとほろほろとほどけ、なんとも不思議な食感。ほんのりですが蕎麦の風味も感じます。いつもと違うそばにチャレンジしてみたい方はぜひ。

●SHOP INFO

多聞

住:調布市深大寺元町2-37-4
営: 10:00~15:30、土日10:00~16:30
休:月曜

上品な京風蕎麦が味わえる! 『きよし』の名物「にしんそば」と「鴨せいろそば」

「特製にしんそば」1400円
「特製にしんそば」1400円

『きよし』は、厳選食材を使用した京風仕込みの蕎麦を堪能できるお店。京風の出汁に加え、他の蕎麦屋に比べて麺がかなり細いのが特徴です。

 ひとつめの看板メニューが「にしんそば」。仕込みに2日かけ、その後7~8時間かけてじっくり炊き上げたにしんは、お箸で持ち上げられないほど、ほろほろと柔らかく仕上がっています。甘辛ダレで煮込まれたにしんと、鰹出汁が効いたつゆの相性は最高。さりげなく乗せられたゆずの皮で後味はスッキリしています。

 2つ目の看板メニューが鴨を使った蕎麦。今回は「鴨汁せいろ」を注文しました。

1650円
1650円

 時間をかけてじっくりローストした鴨は、肉厚なのに柔らかく、中心がほんのり薄桃色で火の通し加減も絶妙。赤身が多くさっぱりとしていますが、噛むたびに旨味が口の中に溢れます。鴨のエキスが滲み出た温かいつけ汁も思わずため息が出るほど絶品。一度食べたら忘れられない、リピーターが多いメニューです。

●SHOP INFO

きよし

住:東京都調布市深大寺元町5-12-2
営:11:00 ~ 18:30 (L.O.18:00)
休:月、火曜