おすすめのサ飯はミシュラン2つ星のレストランが監修しているカレー！
サウナでととのった後は柔らかい光が木目調の内装に注ぎ込むカフェスペースへ。天井も広く、ゆったりと食事を楽しむことができます。
今回頼んだメニューは「果実とスパイス香るヴィーガンカレー」（1540円）。ミシュランガイド東京の創刊以来、16年以上連続で2つ星を獲得している精進料理の老舗『醍醐』の野村裕介氏が監修しているカレーです。もともと『醍醐』のまかないとして開発されたメニューで、ミシュランガイド・フードフェスティバルなどのイベントで提供していたところ、SNSなどで大きな反響があって、正式なメニューになったそうです。このヴィーガンカレーを開発した当初、15名の予約制イベントを開催した時に、8000件もの問い合わせがあったことからも、その人気ぶりがうかがえます。
ヴィーガンカレーは、国産野菜と果物のみをペースト状にすりつぶし、シナモンなどのスパイスとともにじっくり煮込まれています。動物性の素材は一切使われていないものの、しっかりした野菜ならではのフルーティーなコクが特徴です。
「ヴィーガンカレーという名前を最初に聞いた方には、少しあっさりしたカレーのような印象を持たれます。ただ、野菜の旨みとスパイスを調合しているので、深みがあって食べ応えがあるカレーです。植物性由来の素材で作られているので、身体にも優しいです」（企画開発部・高橋さん）
ガツンとしつつも、健康にいい。その方程式が成り立つカレーはあまり見たことがありません。それだけに、カレーへの期待が膨らみます。
また、このカレーに合う飲み物がオロポです。オロポとは、オロナミンCをポカリで割ったサウナ好きに人気のメニューで、酸味と甘みのバランスが心地いいのが特徴の飲み物です。『渋谷SAUNAS』では、このオロポを独自のレシピで作っています。
「オロナミンCにはロイヤルゼリーや蜂蜜が入っているんですが、それらの動物性食材を使用しない形で味を再現しました。すっきりとした味わいが楽しめますよ」（シェフ・松野さん）
本格的なヴィーガンカレーとオロポはどのような味がするのでしょうか。実食に進みましょう。
複雑な旨みと味わいがガツンと胃袋を直撃！
さて、ヴィーガンカレーとクラフトオロポが運ばれてきました。トッピングされている野菜は7種類、彩りがとても綺麗です。カレーからは上品なスパイスの香りが漂っていて、どんどん空腹が刺激されます。
早速、カレーを食べてみると、「美味しい！」と思わず声が出てしまいました。まず、凝縮された野菜の旨みと甘味がガツンと味覚を直撃。家庭的なカレーのような親しみがあるカレーだなと思いきや、上品なコクの深さに目を見張ります。さらに、カレーの旨みを堪能した後には、本格的なスパイスの辛さが襲ってきて、ついご飯を大量に食べてしまう。カレーにふんだんに入れられた生姜は身体を温めてくれて、汗が大量に出てきます。
そして、スパイスの余韻とともに、最初の野菜の旨みと甘みをもう1度味わいたいという衝動性が湧き上がり、カレーをすぐ口に運んでしまいます。いくつもの重なり合う味を楽しめるカレーで、いつのまにか食べ終えていました。胃袋もしっかり満たされて、身体の芯からふつふつと元気が湧いてくる想像以上にリピートしたくなるカレーです。
カレーに合わせたオロポもナチュラルな味わいに上品で奥深い飲み物でした。糖分が控えめなので、思わずごくごく飲んでしまいつつも、オロポならではの身体に染み渡っていく感覚もあり、満足感の高い飲み物でした。
まとめ：心も身体も優しくととのいたい人は『渋谷SAUNAS』へ！
2022年に登場した『渋谷SAUNAS』のカレーとクラフトオロポのコンビは、想像以上の食体験でした。サウナと組み合わせることで栄養がじんわり染み渡っていく感覚もあって、仕事などで疲れの溜まっている人におすすめです！ 美味しいカレーでととのいたい人は、『渋谷SAUNAS』に訪れてみてはいかがでしょうか。
（撮影・文◎中たんぺい 画像提供◎渋谷SAUNAS）
