北海道物産展で爆売れ！ 北海道の洋菓子店『ガトー・ルーレ』の「ロールケーキ」の人気の秘密とは？

プレミアムな素材＆レシピで他にはないおいしさを実現する『ガトー・ルーレ』の魅力

『ガトー・ルーレ』は、オーナーの大久保直樹さんとパティシエールの聖羅さんを中心にご家族で経営されています。大久保さんは、菓子業界のコンサルティング業に携わっており、菓子メーカーや専門店などのメニューをプロデュースしてきました。

　世界中のおいしい食材に精通しており、『ガトー・ルーレ』では一般的な洋菓子店では実現しえないプレミアムな素材とレシピで作り上げられています。

生地中に素材をたっぷり練り込む新製法を開発

　おいしさのポイント3つ。生地作り、素材選び、香りにあります。どうしても製菓となると粉に注目したくなりますが、『ガトー・ルーレ』では粉はごく少量しか使っていないとのこと。さらに砂糖も必要最低限にすることで、卵や果物など素材の味が生きた、香りも味も濃厚で口どけの良い食感になるのだそうです。

　となると、素材選びが非常に重要になってきますが、大久保さんの目利きによって全国から取り寄せたベストな食材を使用。要となる卵は、業界では珍しい北海道産の赤卵を採用し、コクと風味が段違いに。クリームも北海道産のものを使用し、確固たるベースを作り上げます。

「いちごのロールケーキ」では甘さ、酸味、形、すべてのバランスが秀逸な静岡県産の「紅ほっぺ」を生地とクリームに惜しみなく混ぜ込むことで、いちごそのものをしっかり味わえます。

　ちなみに、かぼちゃのロールケーキは糖度25度以上の「黄金のかぼちゃ」、抹茶味には日本一の生産者と称された福岡県産「八女抹茶」を使うなど、素材を贅沢に味わえる究極のプレミアムな一品だそうです。

　お話を伺っている間にも、どんどんケーキが出来上がり、ショーケースに並べられていきます。おいしいものは、どこから切っても、どこから見ても美しい、というのは筆者の持論ですが、見よこの麗しい断面を！ 生地の弾力、クリームの重なり、パティシエールの技術の高さと天性のセンスを感じさせます。

「いちごのモンブランルーレ」は採れたてのいちごを頬張るようなジュージーさ

　おいしさの秘密を垣間見たところで、お持ち帰りした「いちごのモンブランルーレ」を実食。いちごの香りが非常に心地よく、口いっぱいに苺いちごの甘酸っぱさが広がりました。

　いちごのスイーツは香りが人工的になりやすいですが、こちらは今まさに収穫したばかりのいちごにかぶりついているかのようなジューシーさ。ここまで濃くいちごを味わえるケーキにはなかなか出会えません。

　こだわりの生地はふわふわ感とむっちりとした弾力が絶妙で、なめらかなクリームとともに口どけていきます。カットすれば3人分ありますが、1人でも余裕で食べられる上品さ。

6種のロールケーキを味わえるセットも

　ロールケーキは1フレーバー1本売りが主流ですが、『ガトー・ルーレ』では6種類のフレーバーを1度に味わえるお得なセットも販売しています。今回は「抹茶」、「夕張メロン」、「プレーン」の3種類を食べてみました。

　王道のプレーンは、他のロールケーキの原点ともいえる一品。北海道産クリームのミルキーな甘さとなめらかな口当たりで、生地からは卵のコクをしっかり感じられます。それでいてすっきりと上品な甘さに全身が癒されていきます。

　夕張メロンは、リッチな香りと甘さを堪能でき、果肉もフレッシュ！ メロン好きにはたまらない濃厚さです。

　抹茶もなんて濃厚なのでしょう！ これは大人好みのほろ苦さがあり、抹茶特有の深いコクがあります。アロマティックな香りに心も落ち着きます。

　気になる購入方法ですが、実店舗に足を運べない人には配送もおすすめ。店舗に直接電話またはファックスにて注文できます。

調査結果

『ガトー・ルーレ』の「ロールケーキ」は香りと味が濃厚で、粉と砂糖控えめなので、素材由来の自然な風味と甘みを堪能できます。旬素材を思いっきり味わえるプレミアムな一品。ぜひお試しあれ。

（撮影・文◎亀井亜衣子）