宮古そばをアレンジした「焼きそば」は宮古島のソウルフード!
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「宮古そば」というのは、沖縄そばとは一味違った料理です。小麦粉にかんすい、食塩を練り込んで茹でてから、油をからめて作られます。豚の三枚肉と宮古かまぼこがトッピングされているのが一般的。豚とカツオの合わせ出汁でコクと旨みが深く、後味は魚介のあっさりとした余韻を楽しめます。

特に、『じんく屋』の「宮古そば」は麺に特徴があり、プリっと弾力のある麺。うどんのようなコシがありますが、ラーメンのような歯切れの良い食感が独特。麺が特徴的な分、スープは控えめな印象ですが、五臓六腑に染みわたる地味深さで胃袋がほっと落ち着きます。

さらに、『じんく屋』で食べておきたいのが「焼きそば」。こちらは味付けをソースかケチャップから選べますが、宮古の家庭で定番のケチャップ味をチャレンジしてみてください。

まさに宮古風ナポリタンといったメニューで、ケチャップの甘みと酸味が濃厚!
焼きそばというものの、すすることは皆無。それくらい濃い味付けです。ですが、ケチャップとプリプリの麺との相性が良く、子どもから大人までみんな好きな懐かしい味付けにノスタルジーを感じました。もし運転する予定がなければ、泡盛と一緒にいただきたいくらい、おつまみにもなるB級な一品です。
やはり製麺所直営だけあって、麺の美味しさは宮古島屈指です。旅行の際はぜひ何軒かはしごの上、ベストな一杯を見つけてみてください。
(撮影・文◎亀井亜衣子)
●SHOP INFO
お食事処 じんく屋
住:沖縄県宮古島市平良字下里84番地
営:11:30~15:00
TEL:0980-73-4017
休:月曜日、火曜日