4種類のジャムを食べ比べ！
カルディに入り、店員さんに頼むと、20種類以上の多彩なジャムのラインナップから、ササッと4つの瓶をチョイスしてくれました。「料理にジャムを使う外国人に人気の4品」とのこと。筆者はどれも見たことがないジャムばかり。丁寧に説明してくれました。
ルバーブのジャムは、チーズやドレッシングに！
まずは、ルバーブという酸味の強い野菜から作ったジャム、ベルギー産の「マテルネルバーブコンポート」です。
「生のルバーブは強烈な酸味と渋みが特徴の野菜です。これに甘みを加えると、個性的なジャムになります。そのまま食べても美味しいのですが、特に濃厚で癖のあるチーズによく合います。例えばブルーチーズなどとの相性も抜群なんですよ。また、手作りドレッシングに入れるという人もいます」（スタッフの方・以下同）
華やかな薔薇のジャムは、クリームチーズと合わせてカナッペに！
続いて、フランス産のバラのジャム「レピュキュリアン コンフィチュール ローズぺタル」。
「一般的に薔薇のジャムは紅茶に入れる人が多いのですが、クセのないクリームチーズと一緒に、塩気のあるクラッカーに載せていただくと相性がいいです」
また紅茶だけでなく、シャンパンなどで割っていただくと、華やかな香り、酸味、甘みが加わって、これまた美味とのこと。ぜひお試しを。
ベリー系のジャムはミートボールに合う！
続いて、スウェーデンのFELIX社の「リンゴンベリージャム」。リンゴンベリーとは、スカンジナビアの森林地帯に自生するコケモモのこと。小さな粒ですが、強烈な酸味がある果実です。
「スウェーデンでは、ミートボールにベリー系のジャムを合わせることが多くて、実際に食べるとすごく美味しいんですよ。ミートボールを作って、そのフライパンにベリーの甘酸っぱいジャムと赤ワインを入れてひと煮立ちさせるだけ。果実の自然な酸味が肉の美味しさを引き立ててくれるので、ハンバーグのソースや肉の煮込み料理などに使ってもいいと思います」
チェリー系のジャムは、ポークソテーにぴったり
最後は、スイスの老舗・HERO社の「ブラックチェリージャム」。HERO社は、世界中で有名なジャムブランド。一流ホテル等で使用されているので、見たことがある方も多いのではないでしょうか。
「この会社は色々な種類のジャムを出していますが、このブラックチェリージャムはコアなファンが多いんですよ。主に豚肉やチキン、鴨肉などソテーのソースとして使用します。バター、バルサミコ酢などと一緒にこのジャムを合わせてソースにすると、肉の臭みが消え、お肉も柔らかくなって、果実の甘みがお肉の旨みを引き立ててくれるんです」
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実際に、お肉のソースにジャムを使っただけで、味わいが格段に上がり、ちょっとしたビストロレベルの味になります。1瓶500円前後で、調味料としても使えるジャムの新しい可能性を、ぜひみなさんも試してみてください。
（撮影・文◎土原亜子）
●DATA
カルディコーヒーファーム
