恵比寿の『鶏ビストロTORICOYA』で一羽丸ごと窯焼きの「プレロッティチキン」を堪能してきた

モンサンミッシェル名物でおなじみ「ふわふわフレンチオムレツ」も登場

 フランス屈指の観光スポットであるモンサンミッシェルの名物料理といえば、ふわふわの大きなオムレツですが、鶏ビストロTORICOYAでもフランスに負けないオムレツが楽しめます。

「ふわふわフレンチオムレツ」(850円)は口に入れると一瞬でなくなるほどのふわとろ加減。くどくないのでぺろりと平らげられる
「ふわふわフレンチオムレツ」(850円)は口に入れると一瞬でなくなるほどのふわとろ加減。くどくないのでぺろりと平らげられる

 オムレツ自体の味付けはシンプルにバターが香り、その口どけはとにかくふわとろ。添えられているイベリコ豚ベーコンと茸のクリームソースで食べてもいいですし、塩をかけて食べてもOK。日本に居ながらにしてフランスに来たような気分に浸れる上品なひと皿です。

 また、同店を訪れたときに忘れずに注文したいのが「岩田シェフのオニオングラタンスープ」。オニオングラタンスープといえば、某ファミレスのメニューを思い浮かべる人もいるかと思いますが、鶏ビストロTORICOYAではとろとろの牛すじ、オニオン、チーズがたっぷり使われていて、ワインなどのお酒との相性も抜群!

「岩田シェフのオニオングラタンスープ」(450円)は1人分のサイズ。オニオンの甘みととろりとしたチーズが牛すじにしっかり絡み、思わずおかわりしたくなる滋味深さ
「岩田シェフのオニオングラタンスープ」(450円)は1人分のサイズ。オニオンの甘みととろりとしたチーズが牛すじにしっかり絡み、思わずおかわりしたくなる滋味深さ

 ワインは50種類以上が用意されており、価格も1本2,900~7,800円と比較的良心的な価格設定です。筆者は同店オススメの「TORICOYAのレモンサワー」を飲んでみたのですが、これがほかの店で飲むレモンサワーとは異なり、”ワイン+ソーダ+はちみつ漬けレモン”という珍しい組み合わせでどハマりしました。夏の暑い日にグイッと飲みたくなる1杯です。

「RTORICOYAのレモンサワー」(650円)は、レモンサワーには珍しく白ワインを使用。はちみつの優しい甘みが口に広がる
「RTORICOYAのレモンサワー」(650円)は、レモンサワーには珍しく白ワインを使用。はちみつの優しい甘みが口に広がる

シンプルなのに華やかな前菜も充実

 メイン料理はもちろん、前菜にも力を入れているのが鶏ビストロTORICOYAの魅力。シンプルに茹でたホワイトアスパラを卵から作ったオランデーズソースと一緒に食べる「ホワイトアスパラと生ハム半熟タマゴオランデーズソース」や、フルーツのような甘みを持つトマトとフレッシュチーズを合わせた「ブラータチーズと糖度8%のフルティカトマト」など、素材にこだわったメニューが揃っています。

甘みとほろ苦さを楽しむホワイトアスパラだが、「ホワイトアスパラと生ハム半熟タマゴオランデーズソース」(1,200円)ではオランデーズソースのおかげでまろやかな味わいに仕上がっている
甘みとほろ苦さを楽しむホワイトアスパラだが、「ホワイトアスパラと生ハム半熟タマゴオランデーズソース」(1,200円)ではオランデーズソースのおかげでまろやかな味わいに仕上がっている
ブラータチーズといえば高級チーズのイメージだが、「ブラータチーズと糖度8%のフルティカトマト」は1,280円のお手頃価格なのがうれしい
ブラータチーズといえば高級チーズのイメージだが、「ブラータチーズと糖度8%のフルティカトマト」は1,280円のお手頃価格なのがうれしい

 恵比寿駅から徒歩3分という好立地の『鶏ビストロTORICOYA』。リラックスしておいしいフレンチが楽しみたいときにぜひ訪れてみてください。

(取材・文◎今西絢美)

●SHOP INFO

鶏ビストロTORICOYA 店内

店名:鶏ビストロTORICOYA

住:東京都渋谷区恵比寿南1-11-2
TEL:03-5725-1620
営:ランチ11:00~15:00(LO14:30)
  ディナー17:00~24:00(LO23:00)
  土祝日11:00~24:00(LO23:00)
休:なし
http://www.toricoya.com/