![梅文化を次世代につなぐ世界初の梅体験専門店『蝶矢』が京都にオープン! 梅酒作りを体験してきた](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2018/06/20180620-choyaume-01.jpg)
日本に古来より伝わる梅酒は、居酒屋のメニューとしてはもちろん、自宅でも楽しめるリキュールとしても人気ですが、そもそものルーツは“家庭”。親やおばあちゃんが作っていた、という人も少なくないのではないでしょうか。しかし、今や手軽に完成品が購入できるようになり、梅酒を自宅で作ったことがある人は減っています。
その潮流に待ったをかけようと、梅酒を身近な飲み物として広く流通させているメーカー『チョーヤ梅酒』が梅酒づくりを体験できる専門店「蝶矢」を京都にオープンさせました。お店では、梅シロップを使ったテイクアウトドリンクの販売だけでなく、梅酒作りが体験できる設備を完備しています。噂の梅酒作りにチャレンジしてきました!
![真っ白な店内が見渡せる大きなウィンドウが目印の店舗](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2018/06/20180620-choyaume-02-2.jpg)
梅酒作りのサポートをしてくれるのは、店長で梅マイスターの菅健太郎さん。梅を深く知るべく、1年間、和歌山県の梅農家で修業し、そこでより美味しい梅酒を作るためのノウハウや生産地の現状を学んだという、梅酒のプロです。
![有機古城の見本。梅の産地・和歌山県でも生産量がとても少ないうえ、オーガニックのものはほとんど出回らないとか](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2018/06/20180620-choyaume-03.jpg)
店内で使う梅も減農薬・有機栽培など、農家とタッグを組み、特別な品種を取り揃え、現地で収穫時にフリーズドライ。通年で梅づくりを楽しめる体制を作り上げています。
梅シロップ・梅酒づくりはキットで簡単デビュー
![梅シロップづくりのセット。有機アガペシロップとパープルクィーンを選択](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2018/06/20180620-choyaume-04.jpg)
梅酒を作る時期になると、スーパーの店頭にもボトルや1キロ単位の梅の実、氷砂糖などが並びますが、それを揃えるのも骨が折れますし、また上手くできるかは別問題。そこで『蝶矢』では、その体験をスムーズに行えるように、すべてキットにして用意しています。キットは量によって3つのサイズがあり、価格はSサイズ1,000円から。梅の実の種類は時期によって異なりますが、5種類、それに合わせる砂糖類も5種類、梅酒にする場合はお酒を4種類から選べます。
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カウンターでオーダーし、組み合わせたキットを購入。プレミアム素材を選ぶとプラス料金がかかるシステムです。もちろん自宅に持ち帰って作ってもOKです。ちなみに取材時に選べた梅の品種は、完熟南高梅、有機南高梅、有機古城、NK14、パープルクイーンです。
![パープルクイーンの見本。それぞれの梅の品種に合う砂糖やお酒の種類が表示されている](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2018/06/20180620-choyaume-06.jpg)
![小さい実のへたも取りやすい](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2018/06/20180620-choyaume-07.jpg)
店内のカウンターでキットを開き、まずは梅のへたを取るところから。とても取りやすい形に作られているのも、チョーヤ梅酒オリジナルのツールだからだそうです。
![砂糖は氷砂糖、てんさい糖、こんぺい糖、はちみつ、有機アガペシロップから選択](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2018/06/20180620-choyaume-08.jpg)
次に、梅と一緒に詰める氷砂糖をセレクトします。砂糖は、5種類の中から、選択可能。選ぶ時は、チョイスした梅と相性の良い砂糖を選ぶのがポイントです。
![梅酒は何か月も漬けないと飲めないわけではない](https://cdn.asagei.com/syokuraku/uploads/2018/06/20180620-choyaume-09.jpg)
あとは、瓶に素材を詰めれば完成。店内奥の壁には、1週間の変化の様子がディスプレイされています。梅シロップは、1週間程度、梅酒は1ヶ月程度で飲めるそうです。シロップは、お水やソーダなどで4倍ほど薄めていただきます。残った梅の実は刻んでクリームチーズと和え、クラッカーにディップして食べるのが店長の菅さんのおすすめの使い方です。