群馬の地元パン屋が超ハイレベル! ふらりと立ち寄った『やぎぱん』の天然酵母パンが美味しすぎた

群馬の地元パン屋が超ハイレベル! ふらりと立ち寄った『やぎぱん』の天然酵母パンが美味しすぎた
食楽web

全国有数の小麦の産地、群馬県。上質な小麦を使って、うどんや焼きそば、焼きまんじゅうなど、とにかく粉もののご当地グルメが盛りだくさん。しかし、実はパンもレベルが高いって知ってました? 今回は、そんな群馬の小さな町のパン屋さんをご紹介します。

 東京から車で約2時間の群馬・桐生に行った帰り、高速道路までの一般道を走っていると、一瞬、「やぎぱん」と書かれた“立て看”が目に飛び込んできました。気になりましたが、通り過ぎました。だって、そこは繁華街でもなく、フツーの住宅街を抜ける細い道。店などほとんどない所なのです。

 でも、「やぎぱん」という文字が頭の中でぐるぐる、ぐるぐる。やっぱり気になる…。こういう時は引き返す性分です。急がば回れ。人生の大半は無駄なことですが、行ってみなければ何も起きません。ハズレも多いけど、たまにアタリもあるのです。そして、今回は大アタリ!

 Uターンして「やぎぱん」の立て看のところを右折してみると、フツーすぎる住宅街になり、さらに先に進むと、1軒の店らしき建物。その入り口には1匹の山羊。

店先のオブジェ・ヤギ君
店先のオブジェ・ヤギ君

『やぎぱん』は、小さな町のパン屋さんでした。入る前から美味しそうな匂いが漂い、入店してみると対面販売式。ガラスケースにパンが行儀よく並んでいます。夕方だったので品数は少なかったものの、見るからに美味しそうなパンばかり。お店の人は1人、パン職人の八木潔(やぎ・きよし)さんです。そこで“ヤギさん”にパンの説明を聞きながら、いくつか買ってみることにしました。

いつもは日替わりで30~50種類はあるそう
いつもは日替わりで30~50種類はあるそう