その美味しいを次世代へ! 食はいま、サステナビリティの時代へ

その美味しいを次世代へ! 食はいま、サステナビリティの時代へ
食楽web

 少しでも環境問題に関心がある方であれば、サステナビリティやサステナブルという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。「持続可能性」の意味を持つこの言葉。将来を見据えたその取り組みが今、食の世界にも広がっています。もはや、それは世界共通の主題であり、他人事と傍観できない課題にもなっています。さる2月14日に幕張メッセで開催された「サステナビリティ・フォーラム2019」へ編集部が潜入。食と環境問題の密接な関係性について話を聞いてきました。

世界がサステナブルをテーマにするなか、食の世界でも喫緊の課題に

 サステナビリティとは「持続可能性」。今日の生活がずっと続けられるよう、地球環境の保全に配慮して開発や生産、消費などを行う取り組みのことで、その風潮は今や、食の世界でも常識になりつつあることをご存知でしょうか。例を挙げるなら、日本の某有名シェフ。彼はカカオ豆のフェアトレードを行い、生産によってかかる自然への負荷軽減と、現場の労働環境改善を支援。未来を見据えた料理を作ることで、活動の一翼を担っていることでも知られています。