その美味しいを次世代へ! 食はいま、サステナビリティの時代へ

フォーラムで示されたオージービーフのサステナビリティへの取り組み

MLA(豪州食肉家畜生産事業団)をはじめ、日本の小売りチェーン、ファストフード、さらには農林水産省の代表者などが一堂に会した
MLA(豪州食肉家畜生産事業団)をはじめ、日本の小売りチェーン、ファストフード、さらには農林水産省の代表者などが一堂に会した

 サステナビリティは食に関わる全業種で喫緊の課題となっています。そんな事実を改めて痛感させられるフォーラムが2月14日、幕張メッセで行われました。
 この興味深いフォーラムを主催したのが「MLA(豪州食肉家畜生産事業団)」。そして、登壇してサステナブルへの取り組みの成果を披露したのは、大手ファストフードと小売チェーン、さらに農林水産省の代表者でした。ファストフードなら、最新テクノロジーを導入して、食材の配送を最適化。年間120トンのCO2削減に成功したと発表。つまり、これは我々がすでにそのサステナビリティに関わる食材や食品に、生活のいたるところで触れ合い、摂取している可能性が大いにあることを示しています。これはもはや、目を背くことができない事実といえるでしょう。

MLAからはサステナビリティ担当のマネージャーと、オーストラリアの生産者も登壇した
MLAからはサステナビリティ担当のマネージャーと、オーストラリアの生産者も登壇した

 MLAからはサステナビリティ担当のマネージャーが登壇。オーストラリア牛肉産業が掲げる4つのテーマに関して説明があり、「社会・環境・経済に配慮しつつ、責任を持って牛肉を生産する」オージービーフの姿勢が明確にされました。また、生産現場からは48万haの土地に9つの農場を持つ生産者も登場し、現状の取り組みを語ってくれました。今、オージービーフは、地球に優しいだけでなく、労働環境など、全方位から問題を捉え、総合的なサステナビリティに取り組んでいるといいます。