長崎食材×老舗日本料理店! 『なだ万』の「長崎県フェア」で長崎食材の魅力を再発見してきた

長崎にゆかりの深い料理がずらり

 まずは旬菜(前菜)。趣向を凝らした5種類の料理がそれぞれ器に美しく盛り付けられて登場! テンション上がります。

長崎真鯛小袖ずし
長崎真鯛小袖ずし
胡麻豆腐
胡麻豆腐
鯛昆布〆 白才漬け
鯛昆布〆 白才漬け
イトヨリのマリネ
イトヨリのマリネ
ハトシ海老サンド。ハトシとは、海老のすり身などを食パンで挟み揚げたもので、長崎県の郷土料理
ハトシ海老サンド。ハトシとは、海老のすり身などを食パンで挟み揚げたもので、長崎県の郷土料理

 長崎県の食材を多く使用。地元から空輸して仕入れたという鮮度抜群の食材の味を生かした上で、日本料理へと昇華させています。もちろん地酒と合わないわけがありません。

意外や意外! なだ万のルーツは長崎にあり!

 煮物は「なだ万名物 豚の角煮」。長崎名物ではないのでは? という心配はごもっとも。実は創業者である初代・灘屋萬助は長崎出身。1830年に大阪で開業した際、長崎料理をベースにしたのだそう。それが時を超え「なだ万名物」として定着したのですね。

 煮込まれた豚の角煮は、口に入れるとほろほろととろけるような柔らかさ。脂の旨みも優しく上品です。

 そして焼物は「まながつおの西京焼」。

 付け合わせとして、さつまいもを練りこんだ長崎の郷土菓子「かんころ餅」にラクレットチーズをかけて焼いた料理や、番茶で煮込んだ「茶振りナマコ」に、このこソースを絡めた料理などが添えられます。これぞまさに和と洋との競演! 何とも手がかけられているではありませんか。

 他にもごんあじなどが味わえるお造りや長崎牛のみぞれ鍋仕立など、バラエティ豊かな料理がコースで楽しめます。

 これできっかり1万円(税・サ込)。長崎料理三昧が楽しめるとすれば超お値ごろ感があるのではないでしょうか。

 ちなみにこのフェア、全国のなだ万18店舗で11月いっぱいまで実施中!

 奇しくも今年は「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がユネスコ世界文化遺産に登録され、注目度も高まっています。

 なだ万で長崎料理に舌鼓を打ったあとは、実際にその土地ならではの魅力を感じに長崎旅行に行ってみるのもいいかもしれませんね。

●DATA

なだ万 長崎県フェア

「なだ万 長崎県フェア」

期間:2018年11月30日(金)まで
価格:8,418円(税サ込10,000円)
https://www.nadaman.co.jp/restaurant-info/2018nagasaki-fair/