ユーグレナで育った比内地鶏「み鶏」を使った限定メニューが都内5店舗で世界初登場!

ユーグレナで育った比内地鶏「み鶏」を使った限定メニューが都内5店舗で世界初登場!
食楽web

ユーグレナを食べて育った比内地鶏とは?

 日本ではミドリムシとして知られている微細藻類のユーグレナ。実はワカメなどと同じ藻の一種なのですが、動物性と植物性の両方の性質を持っています。小学校の頃に、ミドリムシが光合成をしながら活動する様を顕微鏡で観察したことがある人もいるかもしれませんが、実は、栄養素59種類をバランスよく配合している珍しい生物なんです。

 そんな中、このミドリムシ(ユーグレナ)を活用した製品で知られる株式会社ユーグレナが、ユーグレナ入りの飼料を与えた比内地鶏「み鶏(みどり)」の育成に成功。現在、都内の飲食店5店舗で、9月までの期間限定の特別メニューとして提供しています。

給餌中の「み鶏」
給餌中の「み鶏」

 ユーグレナ社の研究員、渡邉翔太さんに「み鶏」が生まれた背景を伺うと、
「今回、ユーグレナとクロレラ入りの餌を比内地鶏に与えた際の、もも肉の脂肪酸組成・脂の黄色味の影響を試験しました。その結果、旨み成分であるアラキドン酸の数値が増加したんです。つまり美味しくて栄養たっぷりの特別な比内地鶏が育った。これを“み鶏”と名付けました」と教えてくれました。

 そこで、同社はまず、「み鶏」を実際にレストランで提供してもらうことで、その味わいを広く消費者に周知すべく、複数店舗展開をしながらも、個々の店舗が異なるコンセプトで料理を展開しているバルニバービに相談。今回の企画が実現したそうです。