テキーラとどう違う? メキシコ生まれの“神秘の酒”「メスカル」が全米で大ヒット中

テキーラとの違いは?

メスカル「ブエンスセソ」(8,000円)。原材料:アガベ100%、アルコール度数:40%
メスカル「ブエンスセソ」(8,000円)。原材料:アガベ100%、アルコール度数:40%

 テキーラとは、元々はメキシコ中部ハリスコ州のテキーラ村周辺で作られていた「メスカル」のことを指します。つまり、テキーラというのは、メスカルの一種。メスカルのうち、定められた一部の州で造られたもののみが、テキーラを名乗れるわけです。

 いまや大量生産されているテキーラとは違い、最近のメスカルは、小さな農家で手造りされていることがほとんど。オーガニックでオリジナリティあふれる味わいで、逆にテキーラよりもメスカルのほうが注目されているんです。生産者によって味が全く異なるあたり、スモールバッチのクラフトジンと似ているかもしれませんね。

 カクテル文化が盛んなアメリカでは、特にニューヨークを中心にメスカルが爆発的な人気となり、バーには必ずと言ってよいほどメスカルベースのカクテルがあります。さらには、メスカルの自動販売機まで登場するなど、一大ムーブメントを巻き起こしています。

 気になる飲み方ですが、基本的にはストレートで飲みます。おつまみは、ダークチョコレートとのペアリングがおすすめ。また、カクテルにしてももちろんOK。クランベリージュースやパイナップルジュース、フレッシュライムと相性バツグンで、南国チックなカクテルを味わえますよ! メキシコ生まれの神秘の酒「メスカル」、見かけたらぜひとも試してみたいですね。

●DATA

>>メスカル ブエンスセソ(8,000円)

原材料:アガベ100%、アルコール度数:40%