G7広島サミット2023でVIPに振舞われたスイーツが東京・湯島の洋菓子店で味わえる!

「G7広島サミット2023」で振舞われたスーツ3品を店頭で販売

「G7広島サミット2023」のワーキングディナー1日目の会場となった宮島の老舗旅館「岩惣」は、鈴木シェフが2021年からデザートの監修に携わってきました。今回広島サミットの会場として決定した際にも引き続きデザートの監修の依頼を受け、メニュー開発から当日の提供まで一連の業務を引き受けることになったそうです。

「今回G7広島サミットで各国首脳に提供したメニューを、多くの人にも味わってもらい、広島サミットが開催された意義を広く考え、知っていただく機会にして欲しい」というシェフの想いから、実際に提供したメニューにアレンジを加えたデザートが『パティスリー ドゥ ボンヌ オーギュル』にて販売されることとなりました。販売されるデザートメニューは、広島らしさ、日本らしさが感じられる3品です。

「宮島プリン」580円
「宮島プリン」580円

 ワーキングディナーの会場「岩惣」が位置する宮島にちなんで名付けられた「宮島プリン」(580円)は、和三盆を加えた上品な甘さ、そして口の中でとけるような絶妙な食感が特徴です。カラメルに瀬戸醤油を加えることで、旨みをプラスしています。

 また、広島銘菓のもみじ饅頭にちなみ、小豆と抹茶味のもみじ型のラングドシャを添えて、見た目にも華やかです。ひとつの器からさまざまな味わいを楽しめる、プリンになっています。

「福寿の種」1個350円
「福寿の種」1個350円

「平和の祈りが届き、幸福が永遠に続くよう平和の種を植え続ける」という意味が込められた「福寿の種」(1個350円)は、種の形をモチーフにした焼き菓子です。欧米の方の味覚に合わせて、パウンドケーキの素材をベースに、白餡を練り込み中央に小豆餡を入れることで味わい深く、和菓子の風味も楽しめるデザートになっています。

「チョコおこし」各680円
「チョコおこし」各680円

 日本で最も古い歴史を持つお菓子と言われる「おこし」を現代風にアレンジしたのが広島産のお米を使った「チョコおこし」(各680円)です。海外の方でも食べやすくチョコレートでコーティングし、食感にフィアンティーヌとアーモンドを入れています。味はイチゴと抹茶の2種類。「おこし」は「身を起こす」「家を起こす」「国を起こす」など縁起の良いお菓子として広く愛されるスイーツです。縁起物として進物やギフトにも良さそうですね。

まとめ

「G7広島サミット2023」で各国首脳をもてなしたのは、縁起が良く、広島をはじめ日本の文化も感じられる和のエッセンスが光る洋菓子たちでした。

(取材・文◎中森りほ)