横浜ラー博に『野方ホープ』が復活! 背脂醤油とんこつがウマすぎる

横浜ラー博に『野方ホープ』が復活! 背脂醤油とんこつがウマすぎる
食楽web

●ラー博史上最大のプロジェクト「あの銘店をもう一度“94年組”」の第2弾『野方ホープ』の「ラーメン」の旨さの秘密を探る

 ラーメン好きの聖地と呼ばれる神奈川県横浜市の大人気“ラーメンアミューズメントパーク”こと『新横浜ラーメン博物館』。ここで2022年7月より、スペシャルプロジェクト「あの銘店をもう一度“銘店シリーズ”」が開かれています。

 そして今回ご紹介するのは、『ラーメン博物館』開業と同時に出店した店舗が約3か月間に渡って再出店を果たす“94年組シリーズ”の新店舗。第1弾『支那そば勝丸』に続き、3月2日より営業が始まる第2弾は、ラーメン好きなら一度はその名を耳にしたことがあろう大人気店『野方ホープ』です。

お店に行列ができ始めた1990年代前半の頃の外観
お店に行列ができ始めた1990年代前半の頃の外観

『野方ホープ』は1988年(昭和63年)に、東京都中野区野方の環状7号線沿いにオープン。当時は『なんでんかんでん』を始めとする、多くの人気ラーメン店がクローズアップされた“環七ラーメン戦争”の真っただ中でしたが、美味しいラーメンに加えて先代店主・小栗冨美代氏(故人)の人柄に惹かれたリピーター客が着実に増加。年号が昭和から平成に変わる頃には1日に700人ものお客さんが訪れるなど、環七屈指の行列店へと成長しました。ちなみに現在は野方の本店を含め、都内を中心に10店舗を展開。小栗氏の志を受け継いだスタッフたちが、美味しい一杯をお客さんに提供しています。

 今回の『ラー博』出店では温故知新の心を忘れず、創業時の味を再現。スープのベース自体はほぼそのままに、現在は本店のみで行われている「背脂チャッチャ方式(背脂のブロックを平ざるで崩しながらラーメンに振りかける)」で提供されます。

 ポタージュ感のある濃厚なスープは、ジャガイモ・にんじん・玉ねぎなどの野菜によるもの。抽出された甘味が、一般的な醤油とんこつや背脂系ラーメンとも異なる、複雑な旨みが調和した独自の味わいを作り出しています。

 背脂をたっぷりまとった力強いスープと組み合わせる麺は、太さや加水率を加減して最適な状態に仕上げられた中太縮れ麺。しっかりとしたコシとキレのいい歯応え、十分な食べ応えを感じさせてくれます。具材は刻みネギ、メンマ、海苔にチャーシュー、味玉と定番のラインナップで構成。チャーシューはじっくりと焼き上げた良質な豚肩ロースを用い、肉の中心温度を管理し、さらに特製ダレに漬け込んで味を加えるなど、肉の美味しさを最大限に引き出すこだわりの仕上がりです。

期間限定なので早めに食べに行こう

 今回の再出店は、現在では東京都中野区の野方本店でしか味わえない“創業当時の味”を楽しむことができるまたとないチャンス。営業期間は3月2日から7月17日まで。今春以降に『新横浜ラーメン博物館』へ足を運ぶ予定の方はぜひ『野方ホープ』を実食店リストに加えて、美味しい一杯を存分に味わってみてください!

●DATA

あの銘店をもう一度“94年組” 第2弾  環七「野方ホープ1994」

期間:2023年3月2日(木)~7月17日(月)
販売:新横浜ラーメン博物館 地下2階
営:平日 11:00~21:00、土日 10:30~21:00(ともにL.O. 20:30)
https://www.raumen.co.jp/
※価格は公式サイト等にてご確認ください