【食楽調査】ラー博に久留米の名店『大砲ラーメン』が登場! 伝説の「呼び戻し」スープの味わいとは?

【食楽調査】ラー博に久留米の名店『大砲ラーメン』が登場! 伝説の「呼び戻し」スープの味わいとは?
食楽web

 全国のラーメン好きが集まる人気商業施設“ラー博”こと『新横浜ラーメン博物館』では、開館30周年を迎える来年2024年に向けた取り組みとして、過去に出店した銘店を3週間のリレー形式で再出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を展開しています。

 第8弾となる今回のお店は、2009年12月~2010年1月にかけて出店した福岡県久留米市の超人気ラーメン店『大砲ラーメン』が約13年ぶりに登場。11月25日から12月15日までの期間限定で、お店の看板メニューである九州ラーメン「ラーメン」と「昔ラーメン」を提供します。

『大砲ラーメン』とは?

『大砲ラーメン』は初代店主・香月昇氏が昭和28年に福岡県久留米市でラーメン屋台を開業したのが始まり。現在は二代目の香月均氏と三代目の香月望来氏が先代が培った技術と味を受け継ぎ、創業の地である久留米市の4店舗を含めた福岡県と大分県、佐賀県の計11店舗で伝統の一杯を提供しています。

伝説の一杯。『大砲ラーメン』の「ラーメン」とは?

写真は創業の味「昔ラーメン」。お店の一番人気です!
写真は創業の味「昔ラーメン」。お店の一番人気です!

『ラーメン大砲』のラーメンは、とんこつスープに中細ストレート麺を組み合わせた“九州ラーメン”。その味わいはとんこつにうるさい九州人のハートをがっちりと掴み、地元久留米だけでなく九州全域でその名が知られるほどの高い知名度と人気を獲得しています。2009年の『ラー博』出展時は、九州を代表する老舗の味を求めてラーメン好きが連日に渡って行列を形成するなど、大人気を博しました。

 大砲ラーメンのとんこつスープは他の食材は一切使用せず、豚骨だけを用いています。この豚骨を強火で濁らせながら、創業から実に半世紀以上に渡って途切れることなく継ぎ足しで仕込んでいる独自の技法「呼び戻し」を用い、骨の髄までひたすら炊き続けたもの。

 その味は濃厚でまろやか、深みを感じさせる唯一無二の仕上がりとなっています。今回の『ラー博』出店にあたり、釜から釜へ、そして店から店へと「スープ分け」を行い、創業当時から熟成され続けている“呼び戻しスープ”を、九州のお店と同様に楽しむことができます。

麺は自家製中細ストレート
麺は自家製中細ストレート

 麺は自家製の中細のストレート麺で、国産小麦を独自にブレンドした“大砲ラーメン専用粉”を用いて製麺。加える水の量を少なくした低加水仕様で、つるんと滑らか、コシのある食感を備えています。甘めの醤油ダレでじっくり煮込んだ自家製チャーシューは、口の中でほどけて、とろける柔らかさ。全てが箸を止める暇を与えない、極上の美味しさを形作っています。

 また「昔ラーメン」の具材として、久留米のラーメンの特徴といわれながら姿を消してしまった通称「カリカリ(豚脂の揚げ玉)」を使っているのも注目ポイント。カリサクっとした歯応えと豊かな風味、滲み出る旨みが、ラーメンの美味しさをより一層の高みへと引き上げます。

「ラーメン」を食した後は「昔ラーメン」を、また「昔ラーメン」を食した後は「ラーメン」をと、どちらから先に食べてももう一方のラーメンを味わいたくなる魅惑のテイストを備えた『大砲ラーメン』。提供期間中はかなりの混雑が予想されますので、お腹を存分に空かせつつ時間に余裕をもって『ラー博』へ向かってくださいね!

●DATA

新横浜ラーメン博物館「あの銘店をもう一度」第8弾 久留米『ラーメン大砲』

期間:2022年11月25日(金)~12月15日(木)
販売:新横浜ラーメン博物館
住:神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21
営:平日 11:00~21:00、休日 10:30~21:00(L.O. 20:30)
https://www.raumen.co.jp/