ラー博史上最大のプロジェクト第7弾は札幌『名人の味 爐』! 魚介香る焦がしラードの黒いラーメンの魅力とは?

ラー博史上最大のプロジェクト第7弾は札幌『名人の味 爐』! 魚介香る焦がしラードの黒いラーメンの魅力とは?
食楽web

 ラーメン好きの間では“聖地”として知られる神奈川県横浜市の『新横浜ラーメン博物館』では、11月4日から11月24日までの3週間限定で北海道札幌市の超人気ラーメン店『名人の味 爐(いろり)』が登場。ラー博での出店は何と約26年ぶりということもあって、ラーメン通のSNS界隈を中心に開店日の前から大きな盛り上がりを見せています。

『名人の味 爐』とは?

『名人の味 爐』は、今から遡ること約71年前の昭和26年(1951年)に北海道で創業。現在は札幌市西区発寒南で営業しており、三代目店主の大関徹史氏が作る自慢の「ら~めん」を求めて、北海道の内外からお客さんがお店を訪れています。

 前回のラー博出店は、ラー博オープンから2年後の平成8年(1996年)に開催された「新横浜着 全国ラーメン紀行」の第1弾以来。来年に迎えるオープン30周年に向けた取り組みとして今年の7月に始まった特別企画「あの銘店をもう一度」の一環で、約26年ぶりの再登場が実現しました。

魚介と焦がしラードが決め手!漆黒の「ら~めん」

『名人の味 爐』のラーメンは、丼一面を覆う“真っ黒なスープ”が特徴!
『名人の味 爐』のラーメンは、丼一面を覆う“真っ黒なスープ”が特徴!

『名人の味 爐』で提供されるラーメンは、特製の焦がしラードによってスープの表面が“真っ黒”になっているのが特徴。基本メニューの「ら~めん」は野菜の旨みが凝縮した焦がしラードを使用。札幌の本店を訪れたお客さんの約7割が注文するという「スペシャルら~めん」には、自家製ラードに野菜やイカ、ホタテ貝、つぶ貝、あさりなどの貝類を入れて強火で焼いて仕上げた「特製焦がしラード」が使われています。

 強火で焼くことによって魚介類の水分を飛ばし、ベースのスープを薄めないようにするこの独自の技術こそが、“名人の味”の所以となっているんだとか。

 ベースとなるスープは、豚骨を強火で炊いた白湯スープとタレを使用。ここに野菜や魚介類の旨みがたっぷりと溶け込んだ特製焦がしラードを加えることで、濃厚かつ奥行きのある味わいが生み出されます。

 スープの力強い味わいに負けない強い弾力とコシを兼ね備えた麺は、“札幌ラーメンの歴史を変えた”といわれる地元札幌の製麺会社『西山製麺』の多加水熟成縮れ麺を使用。美味しいスープを纏って口へと入った後は、抜群の食感と極上の味わいが一杯に広がります。

 ラーメンの脇を固める具材は、「ら~めん」にはチャーシュー、もやし、メンマが、「スペシャルら~めん」には挽き肉と特製焦がしラードにも入っている魚介類(ホタテ貝、つぶ貝、あさり、イカなど)がたっぷり。どちらも美味しいだけでなく、ボリューム感もしっかりと演出しています。

三代目店主・大関徹史氏(2022年撮影)。
三代目店主・大関徹史氏(2022年撮影)。

「ら~めん」の焦げ茶色であっさりしたスープの味わいに対して「スペシャルら~めん」は黒色で強い旨みが際立つなど、並べてみることでその違いは一目瞭然。ラーメン好きの友人や家族の方とラー博を訪れた際はぜひ『名人の味 爐』に足を運んで両ラーメンの味の違いを確認しつつ、至高の美味しさをじっくりと味わってみてください!

●DATA

新横浜ラーメン博物館「あの銘店をもう一度」第7弾 札幌『名人の味 爐(いろり』

期間:2022年11月4日(金)~11月24日(木)
販売:新横浜ラーメン博物館
住:神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-21
営:平日 11:00~21:00、休日 10:30~21:00(L.O. 20:30)
https://www.raumen.co.jp/