唐揚げの聖地・中津の名店『からあげの鳥しん』の至極のからあげをお取り寄せしてみた!

鳥しんのお取り寄せからあげを揚げて実食!

名店「鳥しん」のお取り寄せからあげが到着!
名店「鳥しん」のお取り寄せからあげが到着!

 鳥しんのネットショップで購入したのは「九州産若鶏のからあげ 骨なしからあげ ミックス(もも・むね肉)500g(約12個入)」1250円(税抜・送料別)。開けると、味付け済みの肉と衣用の粉が。作り方も丁寧に書いてあるので、その通りにやってみます。

味付け済みの肉と衣用の粉
味付け済みの肉と衣用の粉

作り方の手順は次の通り。

(1)本製品をボウルに出します。
(2)味付鶏肉に粉は薄く、揚げる直前にまんべんなくまぶします。
(3)170℃程度に熱した揚げ油に、1つずつ入れて揚げていきます。たっぷりの油で少量を揚げるのがポイント。揚げ時間の目安は骨なしが約4分(6~8個)です。
(4)網付き揚げバットに、3分程置いて余分な油を切ります。

レシピ通りに自宅の電気フライヤーで揚げてみる

味付けした肉をボウルに移し、衣をまぶします
味付けした肉をボウルに移し、衣をまぶします

 今回は筆者の自宅にある電気フライヤーで揚げていきます。油の温度が170℃になったタイミングで肉に素早く粉を付け、余分な粉をザルでふるい落としていざ投入! 小さなフライヤーなので、3個ずつ揚げることにしました。

「シュワシュワシュワ…」

揚げていきます。肉の水分が抜けていく音がいい!
揚げていきます。肉の水分が抜けていく音がいい!

 う~ん、いい音! これぞ揚げ物の音です。肉の中の水分がじわじわと抜けていきます。スマホのストップウォッチで4分計測。そしてバットで余分な油を切り、いよいよ実食へ。やや白っぽい表面は、本店の鳥しんのからあげそのものです。

これはムネ肉のからあげ。余分な油を切るため、この状態で3分ほど待ちます。表面の色合いが、鳥しんの店舗のものとソックリ! これは嬉しい!
これはムネ肉のからあげ。余分な油を切るため、この状態で3分ほど待ちます。表面の色合いが、鳥しんの店舗のものとソックリ! これは嬉しい!

 まずはムネ肉から。シャリッとした衣、そして肉のしなやかな歯ざわりが実に心地いい!ひと口食べた瞬間、すぐにムネ肉とわかるものの、噛んでいくうちにじわじわと旨みがにじり出てくる印象です。そしてその味わいが、のどのあたりでグルグルと回っています。こんな美味しいムネ肉からあげが自宅で食べられるとは…! 感動以外の何物でもありません。

 そして次はモモ肉へ。これまたシャリッとしたさわやかな食感の衣にノックアウトされそうです。プリンッ! とした歯ざわりの肉は旨みが満タン。ちょっと歯に力を入れただけで鶏肉本来の美味しさがあふれ出てきます。口の中が旨みの3密状態です。飲み込んだあとも、まだ口の中に肉が残っているのではないかと思ってしまうほどです。

こちらはモモ肉。断面から肉汁がじわっと溢れます
こちらはモモ肉。断面から肉汁がじわっと溢れます

 実際に食べるまでは、本当に『鳥しん』のからあげが再現できるのかな? と半信半疑だったのですが、思い切って取り寄せてみてよかったと思えました。外出自粛がしばらく続きそうな昨今、おうち時間の新しい楽しみ方を発見。鳥しん以外にも、お取り寄せができる名店のからあげはたくさんあります。筆者はちょっとハマってしまいそうですが、ぜひみなさんも試してみてください。

●DATA

からあげの鳥しん

https://nakatsu-karaage.com/

●著者プロフィール

松本壮平
ライター・編集者。一般社団法人日本唐揚協会認定カラアゲニスト。生まれも育ちも「からあげの聖地」である大分県中津市。美味しいからあげを求めて東奔西走する「から活=からあげ探索活動」に明け暮れている。