この1年でお弁当や、テイクアウトのお惣菜などを店頭で販売する飲食店がかなり増えましたが、その中でも、“テイクアウトの天丼が、蓋が閉まらないほど盛りがいい”という評判を聞いて向かったのは、JR御徒町駅から徒歩10分ほどの場所にある天ぷらの店『天正（てんまさ）』。
末広レンガ商店街にある、昭和30年創業、60年以上続く天ぷらの店。周囲は昭和の面影を残す建物が並ぶ中、黒を基調としたモダンな建物です。
そして店内に入ると、外観同様、黒を基調とした店内に高い天井、そして白い筋交いがアクセントとなった個性あふれる空間が。実はここ、テレ東の「完成！ ドリームハウス」でも紹介され、第42回東京建築賞戸建住宅部門優秀賞にも選ばれた、知る人ぞ知るすごい建物です。建築を勉強している人や、建築マニアが来たら喜びそう。筋交いが席と席を程よく分断し、個室のような空間にもなっています。本来なら店内で揚げたての天ぷらをこの空間で食べたいけれど、今回はテイクアウトの調査。ということで、お弁当のチラシをチェック。
蓋が閉まるのは定食のみ。他の天ぷら全部、器からはみ出ます！
お弁当は全部で7種あり、900円～1600円。ゴハンを大盛りにする場合は＋100円です。写真を見る限り、いずれのお弁当も器から天ぷらが飛び出していて迫力たっぷり。「定食の場合、ゴハンと別の器になっているので蓋が閉まりますが、後のお弁当は全て蓋が閉まらないボリュームですね」と話すのは、店主の渡辺さん。
海老のかき揚げ、野菜のかき揚げとかき揚げが2つの「かき揚げ弁当」（950円）や、海老、とり天、なす、玉ねぎ、春菊の「おかち弁当」（950円）も魅力的ですが、今回は、「やさい弁当」「江戸っ子弁当」「天ぷら定食弁当」の3つに決定！ 店主が揚げる姿を眺めながら、出来上がるのを待ちます。
