こんなにおいしくなるの!? 「キリン 本搾りチューハイ」の意外な飲み方を試してみた

果汁たっぷりなのでグラスによって味わいが変化

果汁12%の本搾りチューハイ レモンは、白っぽいにごりやちょっとした苦味も感じられる。飲む前に缶を逆さにしてからグラスに注ぐのを忘れずに
果汁12%の本搾りチューハイ レモンは、白っぽいにごりやちょっとした苦味も感じられる。飲む前に缶を逆さにしてからグラスに注ぐのを忘れずに

 本搾りチューハイは、「居酒屋のチューハイそのままの味をお家で」をコンセプトに作られています。2020年3月にリニューアルし、4~5月には2か月連続で過去最高売上を達成したそうです。実際に「キリン 本搾りチューハイ レモン」を飲んでみたところ、その味わいはたしかにお店クオリティといっても過言ではありません。

 香料、酸味料、糖類無添加にも関わらず、グラスに注ぐとレモンの香りがふわっと漂い、ひと口飲むとレモンの程よい酸味と苦味、そしてわずかに感じる甘みのバランスが絶妙! 炭酸は強すぎず弱すぎず、食中酒としての相性も良さそうです。焼酎ではなく、ウォッカを使っていることも飲みやすい口当たりである理由のひとつ。

広口のグラスは息が薄く広く入るので、炭酸が酸味や苦味を強く感じさせる。フルートグラスは炭酸を感じる前に果汁感を甘みを感じやすい
広口のグラスは息が薄く広く入るので、炭酸が酸味や苦味を強く感じさせる。フルートグラスは炭酸を感じる前に果汁感を甘みを感じやすい

 また、グラスを変えると味わいも変わるのが本搾りチューハイの面白いところです。広口のグラスで飲むとすっきりした味わいなのですが、シャンパンを楽しむようなフルートグラスだと果汁を強く感じるんです。こういった楽しみ方は、ほかの缶チューハイではあまり聞かないので新鮮です。

果汁と料理のマリアージュも楽しめる

ライムは果汁13%で、フレッシュ感が際立っている。メキシカンなどスパイシーな料理との相性が良さそう
ライムは果汁13%で、フレッシュ感が際立っている。メキシカンなどスパイシーな料理との相性が良さそう

 これまで何度か期間限定フレーバーとして登場していた「キリン 本搾りチューハイ ライム」が、5月19日に通年販売商品として復活し、こちらも好評なのだとか。実際に飲んでみたところ、ライムの苦味やえぐみはあまりなく、むしろ爽やかさが際立った印象です。たしかにこれは食事に合わせやすそうですし、これからの季節にはピッタリ。

同じおつまみでも合わせるドリンクで味の感じ方に違いがあった。個人的にはライムと合わせたときのさっぱり感が気に入った
同じおつまみでも合わせるドリンクで味の感じ方に違いがあった。個人的にはライムと合わせたときのさっぱり感が気に入った

 お酒と料理を組み合わせて楽しむといえば、ワインや日本酒に限られたものかと思いきや、本搾りチューハイもおつまみ選びで味わいに大きな変化が生まれます。本搾りチューハイの担当者によると、レモンとライムのどちらにも合わせやすいのが、「いわしのトマト煮の缶詰」なのだそう。レモンの場合は、その酸味がトマトのいわしの旨みやコクを受け止め、苦味が味に深みを感じさせてくれます。逆に、ライムの場合は、旨みを引き出し、ライムの果汁感を穏やかにするそうです。

「レモン×イベリコ豚タン」は、レモンの果汁感と酸味が肉の旨みを受け止めてくれる。後味がさっぱりするのも夏らしくていい
「レモン×イベリコ豚タン」は、レモンの果汁感と酸味が肉の旨みを受け止めてくれる。後味がさっぱりするのも夏らしくていい

 ほかに、「レモン×イベリコ豚タン」「ライム×カレーカシューナッツ」の組み合わせを試したのですが、いずれも単体でおつまみを食べたときとは印象が変わり、果汁たっぷりな本搾りチューハイの重要性を感じずにはいられません。

「ライム×カレーカシューナッツ」
「ライム×カレーカシューナッツ」

 こちらはライムの果皮にあるスパイシーな香りとナッツのスパイシーな香りの相性が最高。甘みのあるカシューナッツの後味と、ライムの酸味や果汁感がマッチしています。